∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

どうせならアクロバティックな前園俊太郎が見てみたい

以前ブログで「なぜかモジャモジャ頭の男に惹かれる」
という話をしたことがあるが
その時にもあえて好みの男として名前を出した
大泉洋氏所属の「TEAM NACS」の舞台を昨日観劇した。

約二時間半の間にどれだけの感情を起こさせられたろう。
期待されるものが全て詰められたとても素晴らしい舞台だったが
最後のごあいさつでリーダーの森崎さんが
これから千秋楽まで何も知らない状態で見てほしいので
内容は伏せてほしい、ということを仰った。

ちょうどこの公演は2/3の大阪公演からスタートし
4/1に東京で千秋楽を迎えるらしいが
この一言で最後の最後に舞台自全体が引き締った様に思えた。
ネタバレ苦手な私には痛いほど理解できるお言葉だったが
演者の方がおっしゃるその切実さとは比べることもできず
したり顔で賛同しそうになった自分も恥じた。

良い舞台を見ると他人の人生を自分も生きたような気がするが
あくまでも舞台は「観劇」しているのであり参加はしていない。
なのについペラペラと語りたくもなるし
あわよくば自分も演じていたくらいの気になってしまうが
私は全く舞台には上がっていない。

知ったかの言いたがりにはならないよう肝に銘じ
みなさんが渾身の力で作り上げるあの演劇が
最後まで感動に包まれますようにとしみじみ思いながら
森ノ宮駅で電車をまちつつスマホを覗くと
なんとマルの舞台「役者泥棒」の申し込み開始のお知らせが来ていた。

www.dorobouyakusha-stage.com


楽しかったTEAM NACSの世界から一転、
一気に舞台の余韻から覚めて現実へと引き戻された。
しかもモジャモジャ頭つながりからの何たる偶然。
無理矢理とはいえ、襲ってくるときは
人生の流れってこうゆうものだ。

しかも、お知らせと同時に申込み始まってるとは
いつもながらこちらの心算など一切関係ない事務所の強引さ。
ならばこちらも慣れた順序ですぐに友人と連絡を取り
綿密な作戦を練り、申込計画を立てた。
っつっても、予定のすり合わせと手分けの確認だけど。

ライブのお知らせが当分なさそうな上に
ペコジャニの不穏な空気にも少し気持ちが萎え
なんとか映画宣伝で楽しませてくれている亮ちゃんにすがって
この数週間を過ごしていたところで
隅っこがふやけそうになっていたエイター心を
呼び覚まされたような気にもなった。

絶対に観たい!何が何でも観たい!!

舞台化のお知らせの後
前園俊太郎氏を東先輩が演じると聞いて正直心はざわついた。
あのユニークな風貌とポージングで笑わせられつつも
不意を突いてはじめ君をおどした鋭さも見せ
奥様との切ない思い出に気持ちを塞いでしまった前園俊太郎氏は
市村さん以外では想像がつかないほどにお見事だったからだ。

だが生身の舞台で東先輩とご一緒できるとはありがたい。
はじめ君と前園氏の距離感をマルと東先輩が見せてくれると思うと
マルの吹き出す汗の量が今から気になる。

せっかくなら絵本作家なのにナゼ?なくらいに
華麗なバック転からの「前園俊太郎です!」とポーズする
東先輩ならではのアクロバティックな前園俊太郎氏が見てみたいが
その辺りも逃さず見られるよう、なんとかチケット確保したい。

皆さん、グッドラック!!