∞の庵

這い上がった先に開けた王道を堂々と行くエイトを追う

関ジャニ∞のリスタート

〜北海道初日公演のとても大まかな感想です。
詳細ではありませんが一部ネタバレありなので
これから行かれる方はぜひ回避して下さい〜


 
ノットエイターな友人とのんびり美味しいものを食べて
楽しくライブに行くくらいのつもりだった北海道公演が
まさかエイトの再スタートを切る日になるとは思わず
緊張と不安で口から心臓がにじり出そうになりながら
北海道へと向かった。

もちろん、この日を待ち望んでもいた。
不安な気持ちを拭い去って欲しかったし
ネガティブな気持ちを増幅させたくもなかったし
とにかく6人に会いたかった。

でもそれは6人のエイトも同じだったようで
ヨコが「早く今日が来てほしいとも思っていた」と言い
忠義さんも「文章や動画ではなくこうして会いたかった」
とも言ってくれて、気持ちが通じていることが嬉しかった。

ライブ前に最近恒例となったライブ注意点の映像は
かわいいbabyが少し舌足らずに注意事項を読み上げている。
いつもと変わらない演出にホッとするも
もりあがる客席のエイトコールが大きくなるのに
10分経っても開演しなかったのは
いつもより何かが長くなっていたのかもしれない。

やっと始まったオープニングは
予想通りbabyがこの世に生まれるイメージだったが
特典映像や先ほどのライブ注意事項のイメージを一切断ち切り
遺伝子からの創造と、大きな羽を羽ばたかせて飛ぶ姿が壮大で
今後のエイトの決意を思い起こさせるようだった。

そしてメンバー一人一人の印象的な目元アップから
それぞれが映し出された。もちろんもう6人しかいないが
そんなことよりこっちを見ろと言わんばかりの強さに捕らえられる。
待ってた。あの日から今日をこれほどに待っていたのかと
一人一人の凛々しい映像を見るだけで涙があふれてきた。

気付くとステージにはバンドセットと共に
6人が静かにたたずんでいた。
亮ちゃんがセンターにいること以外は何も変わらないのに
またもや不安が押し寄せる。
すばるがいない現実を生で目にした違和感が
ドーム内にも蔓延して、一瞬異様な空気になった。

そしてまた気付いた。
今回のライブ、バンドから始めるんだ。
もしかしたら、すばるがいないなら、
バンドではない曲から始めるのではないかと思っていた
私の予想を大きく裏切り【応答セヨ】からバンド曲が何曲も続いた。

後々ヤスの状態もあるから
あまり動かない曲を選択したのだろうとも思ったが
前回トライしたように前半に怒濤のバンド曲を並べたのは
「スタイルは変えずに大切にしてきたものを大切にする」
彼らの意思表示でもあったのではないだろうか。

すばるがいるからバンドが成長し
すばるがいるから彼らのロックが確立したと思っていたが
彼が去っても積み上げてきた技術と表現はゆるぎない。
そんな彼らの決意のようにも感じた。

すばるが歌っていた箇所では聞き慣れなさからの
違和感があったが、それは今後もずっとあるだろう。
でも6人がこちらへ歌いかける表情と声があまりにも熱くて
聞き慣れなさよりもずっとずっとその熱さが伝わり
違和感はすぐに新鮮さへと変化もした。

途中バンドセットのままステージが動きバクステへと向かう。
【Heavenly Psycho】が始まった時に
そうだ、今回のライブはベストアルバムと共に
これまで人気があった演出が繰り出される
エイトの記念ライブなのだろうとまた気付いた。
詳細は今回省くが、tornやパンぱんだもタカツキングも聴けて
人気曲に身悶えすることになるのだ。

亮ちゃんが始まって早々に
「見慣れない景色でしょ?」と声を掛けてくれた。
「それは彼がいた証でもある」と言ってくれたかおかげで
すばるを思って寂しさを感じていいんだとみんなが思ったはずだ。

でもその寂しさや不安は
「これからはみんなが今見ているこの景色でやっていく。
そして今まで以上に期待してもらえるグループになれるよう頑張る」
ということばに優しく抱え上げられた。
惚れた男たちは痛みも期待も受け入れて大きくなろうとしているのだ。

亮ちゃんはすばるに「自分が関ジャニ∞を引っ張っていく」
と言ってくれたそうだが、それはメインボーカルとしての決意だろう。
だが圧倒的に歌うパートが増えた亮ちゃんを目の前にして
色んなことを背負いすぎるのではないかと心配にもなったが
すばるにハモっていた亮ちゃんパートをヤスが歌い
優しくほほえみかける様子が画面で重なって
ああ、大丈夫だ、と確信した。

「メインボーカル」としての亮ちゃんの気持ちを尊重しながら
メンバー全員がその気持ちに寄り添って歌っていくことで
これまで大切にしていた曲がもっと大切になるに違いない。
そして間違いなく亮ちゃんだけではなく
メンバー全員が歌い手として成長していくはずだ。

【オモイダマ】ですばるが歌っていたパートをヤスが歌い上げたが
その歌い上げたヤスの目線の先に
見事にオモイダマが駆け上ったのが見えた。
【キングオブ男】では亮ちゃんと手を合わせる相手はおらず
亮ちゃん一人が愛する者たちの為につっぱった。

だれもすばるの代わりにはなれないし
すばるの代わりならいらないという気持ちが
歌割からも伝わってくる。
そして、じつはこれは希望した上で想像もしていたのだが
【大阪ロマネスク】の歌いだしは全員だったのだ。

それは一人一人が気持ちを述べた後だった。
ヨコは「すばるには絶対に負けません」と言ってくれたし
亮ちゃんはすばるの脱退後を歯医者の治療に面白く例えたが
それが後からどうにも気になったらしくまたぶりかえしてきて
「すばるくんが虫歯だったってことじゃないぞ」と笑わせてくれた。
マルは「実はどうなるんだろうとブレる気持ちもあったけれど
今日を迎えて一瞬でもそんな事を思った自分がバカだった」と言い
ヤスは「人生に無駄なことは無い」と病気すら受け入れた。

しんちゃんは「このメンバーだから背負うものがある」と言い
忠義さんは「これから待ってくれているみんなに会いに行く」と言った。
永遠なんてやっぱりないんだと思い知らされた後でも
大好きなものを守りたい気持ちが全員から充分に伝わり
感極まった時にロマネの前奏が始まった。

すばるの印象が強い歌いだしのあのソロパートを、
大切なロマネを全員で声をそろえて歌い始めてくれたのだ。

私の涙腺は文字通り崩壊してしまい
もうおさえようにもホロホロと涙がしたたり落ちて
なのにぬぐうつもりで用意していたはずの大きめのタオルが
6本のうちわの間にはさまってしまい、暗闇で全く見当たらず
そのままボロボロ泣きながらロマネを一緒に歌った。
寂しいけど嬉しい。やはりロマネは特別だった。

大切な曲がまた次のステップを踏んでいく。
すばるとの最後として各番組で歌った思い入れのある曲を
どれもこれもライブですぐ6人が披露してくれることで
もっともっと成長させようとしてくれている。
歌いにくさもあったろうに、その気持ちが嬉しかった。

ヤスは決して万全ではない。
歩くのもゆっくりで、階段を降りるのもはらはらしたが
忠義さんが「ヤス大丈夫?」と声を掛け
しんちゃんが腰に手を当てて支えていた。
でも、なんというか、存在そのものが力を得たような
神格化したのではと思えるほどに神々しかった。

アンコでは花道をゆっくり歩いてステージにもどりながら
ああ、無事に最後までやりとげてくれたとホッとした瞬間に
「みなさんにご報告があります…」と言われ
入院か?手術か?次回は休むのか?と胸がザワザワしていると
「新曲がでまーす」と満面の笑みでお知らせしてきたもんで
手に持っていたガラガラ型ペンラを投げそうになったが
忠義さんが「(ファンを)不安にさせんなや」と代弁してくれたので
仕方がないから許そうとは思っているところ。

ああ…待ってたよ…新曲。
すばるを思わないではいられない曲たちを聞いていて
いつも6人の新曲が早目に欲しいと願っていた。
ヤスが大好きなWANIMAさんが作って下さったそうで
今のエイトにぴったりの心強い曲を披露してくれた。

www.infinity-r.jp

関ジャニ∞のリスタート。
すばるを忘れようとするのではなく
誰かが代わりを担うわけでもなく
すばるが大事にしてきた音や表現全てを糧に
よりエイトらしく魅せることに命をかけている。

前と同じでは決してない。
でもそれは一人が去ったからだけではなく
夫々の背負うものが大きくなり
明らかに思いが強く熱くなる予感と
表現者とファンがお互いを「大丈夫」だと認識できる
とても大切なライブがこれから始まる。

これからライブに参戦するみなさん。
関ジャニ∞は大丈夫。
私たちファンも大丈夫。

私たちは思っている以上に強くつながっている。