∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

UPDATE の幕が上がる〜新キャラに愛しさ募って映画化をほんのり願う〜

ここから大いにネタバレです。

さて、幕が上がった。
いや、実際には幕は落ちたのかもしれないが
ペンラを持っていいのかどうかもからず
ゴソゴソと立ち上がっている間に
気がついたら5人のエイトが前にいた。

作ってはバラシ、作ってはバラシだから
簡易ステージだろうと思っていた私の予想を遥かに超え
せり上がったステージ中段に堂々と立つエイト。

あの時、
6人になったのを初めて生で見たあの北海道で
耐えきれずに泣いたことを鮮明に覚えていた私は
ガッツリ泣く用意をしていたが
不思議とちびりとも涙が出てこない。

曲は大好きな【1.歓喜の舞台】から始まり
エイトが力強く歌ってくれている。
スポーツ番組のテーマソングとなり
熱くハモる曲調にジンとしたが
昨年、改めて5人で録音しなおして
27時間TVのテーマソングになった時は
尚更にジンとした。
この歌からライブを始めたことに
大きなメッセージがあるような気すらする。
なので、早めの音源化を希望します。

間髪入れずに続く2曲目は【2.今】。
中段から地上に降りてきていたエイトが歌う「今」は
減った声のことを全く感じさせず
後ろから2列目の私にも優しく届く。
そう、間違いなく彼らの目線は
後ろから2列目までに伸びている。
大きなドームでよく見た手話の振りや
手を合わせて輪になる姿も可愛らしい。

この辺りで気がついた。
しんちゃんの前髪が長く伸び、すだれている。
忠義さんは赤毛ではなく黒髪…でも色入ってる?
マルは少し痩せた気がするが
ヨコがもっと締まっている。
ヤスは…ニコニコ天使のようだ。

そしてなんと大好きな【3.EJコースター】。
ああ…この曲のPV好きだったな…
お衣装も華やかでダンスもPOPで
何よりメンバーが仲良しで好きだった…
でもその記憶を上書きしてくれるくらいに
爽やかで楽しげなエイトが見られた。

【4.JAM LADY】で季節が一気に夏になり
色気のある言葉を振りかけてくれた覚えがあるが
誰が何言ってくれたのかが薄らすぎて書けない。
【5.Never say Never】では
スパイダーマンの宣伝でメンバーの顔が
連続して並んでいるカッチョいい写真を思い出し
また一瞬切なくなるも、天才安田の作詞作曲ー!
とすぐに切り替え盛り上がった。

あまりの怒涛の曲披露に圧倒されていると
少し一拍置いたようなタイミングで
まさかの【6.三十路少年】がキタ。
真ん中のメンバー個別部分はうまく端折られているが
しんちゃんの腕立て伏せとマルの早口言葉は健在。
最後の忠義さんの「俺まだ二十代」のセリフが
「全員三十路になりました」(的なの) に変わってた。

この辺りで、自分の座席の周りでは
メンバーが踊るのと同じ振りをしたり
合いの手入れているのが
ほぼ自分だけだと気づいたが
楽しすぎるので恥ずかしさもない。

いつもより短い時間なのだ、
せっかく入れた地元公演なのだ。
泣かずにいられることも嬉しくて
裸眼で生のエイトを見られる幸せに
やっとやっと浸れるようになってきた。

だが、新しい記憶にしてほしいと思う一つでもあった
【7.渇いた花】が流れてウルッとしそうにもなったが
ハモリも重厚で、優しくて、
ナゼか8祭で歌った方の「渇いた花」が思い出されて
とても幸せな気持ちにもなった。

そしてエイトがはけている間に
画面には新しいあのキャラ
「CHUU」の紹介が始まった。
うっかり関ジャニ∞TVを見てしまっていたので
完全ネタバレしていた彼ら。
だが、エイトが変わらずやろうとした
全力で楽しいことが見られるのが嬉しくて
私のハードルがダダ上がっていた。

あの格好でバンドなのか。動きづらそうだ。
メイクが激しくて誰が誰だか分かりづらい。
腕についたクモの巣型のヒダを目一杯開き
激しく頭を振りながら自己紹介すると
カツラが吹っ飛んで焦るしんちゃんを先頭に
それぞれが辛うじてキャラを守りながら続く。

一人だけ洋装が違うマルが
向かって左に動きながら歌舞伎の見得を切ると
複数人からの声かけに大喜び。
中でもその前列で声かけをした男性に反応し
もう一度彼に声かけして欲しいとピンポイントで頼み
見得を切って見せるマル。

そうか、これがこのUPDATEならではの
ファンとの距離感なのだな。
しかも(失礼を承知で言うと)害のないキチンとした方を
ちゃんと選んで触れ合おうとしている気配が
プンプンしてくる。

集まってCHUUマークを手で作ってポーズを決めた後
それぞれの演奏場所にスタンバイしようとするが
誰かが「〜中」と言うとポーズをし直すコントも始まった。
思い思いに「〜中」と言うがそのベタなやりとりにふと
8ESTの野外での夕暮れの美しい景色の中
長いエイトレンジャーコントをしていた彼らを思い出した。

この子達ってば、ただでさえ短い時間で
やれることだけしかやれないはずなのに
どうしてもこの新しいキャラで
コントがやりたかったのね。
この変わらない心意気と天丼ぶりが愛しいじゃないの。

忠義さんはドラムを叩こうとすると
モジャモジャの髪が邪魔してうっとおしそうだが
プリプリの二の腕がとても美味しそう。

トランペットを吹く前に口紅拭いたくて
自分の白い腕で抑えたら思った以上に
ハッキリと自らのキスマークがついたヨコは
「嫁さんに言い訳できない」(的な)と
嬉しそうに言いながらはけて行った。

地球に優しくしなかったら
彼らはまた出てくるらしい。
見た目と言動は激しいのに地球に優しいと言う
ギャップを狙ったこのキャラクター達を生で見て
思った以上に愛情が湧いてきた。

これからどんどんファンになじみ
この激しい歌舞伎メイクをアニメ的にして
一瞬誰が誰だかわからないような絵柄で
多くの人気グッズとなることを
ほんのり祈っている。

なんなら、また、
映画になっても面白いよね。

さてまた、後半に続く…