∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

4人の冴羽獠に撃ち抜かれGet Wild

女好きでセンスの良いエロさも持ち合わせ
女を守るが守り抜いた後はするりすり抜けていく…
そんな洒落た男の(ciccaco的)二大巨頭は
ルパン三世」と「冴羽獠」だと思い続けて40数年。
これらアニメの大主役はどんな時も裏切らず、色あせず
いつでもその期待に応える仕事をし続けてくれていた。

そしてその男をより印象的にさせてきたのが
アニメでかかる音楽だ。これがチープになると
子供っぽくなり、男は色褪せる。
逆に音楽が締まれば色気と魅力が増し
最高の男の仕上がりとなる。と思ってる。

その効果を大いに発揮してアニメを盛り上げたのが
シティーハンターの「Get Wild」。
アニメが始まった当初のエンディング曲だが
のちのちいろんな曲が担当するも、
「やはりシティーハンターGet Wild」と思わせたし
そのせいか、その後何度か大事なお話の後には流れて
Get Wildだぁぁ」と震えた記憶がある。

あの「ターンターンターンタタタタタタターン」
(↑誰がなんと言おうと初っ端のキーボード)が
とにかく頭に残り、そこから早口言葉のように畳み掛ける言葉は
80年代の憂いよりもバブリーを表現し
冴羽獠の隆々とした筋肉と
その腕から放たれる寸分たがわぬ正確な弾丸を思い出させて
いつでもアラフォー女の薄い胸を撃ち抜くのだ。

その私にとっての名曲を
小室さんと共にジャムするエイトが見られるこの贅沢。
しかもあの「ターンターンターンタタタタタタターン」を
しんちゃんに弾かせてくださったとはなんたる光栄。
多くの人はそこは小室さんだろうと思ったかもしれないが
あの震える左手を見ればそんな期待も飛ばされたはず。

「ターンターンターン」をプレッシャーと戦いながら
弾ききった村上信五の姿が私には冴羽獠に見え
間違いなくあの音階を弾ききった右手に撃ち抜かれた。

ベースとギターは控えめに入ってきた気がする。
最初は音の重なりも少なく物足りなささえ感じた。
だがしぶやんのいつもの癖を少し抑えて
軽く、だが強く歌い出した声と共に
カメラを斜めに見ながらキメ顔するあの目線に高揚し
またもや心を撃ち抜かれた。
ここに2人目の冴羽獠がいたとは卑怯極まりない。

そしてマルのグレーのベースが細かく音を重ねて響き
一気に曲の勢いが増す。弦を押さえるのに
グイッとベースを抱え上げたあのいつもの仕草にまたやられ
3人目の冴羽獠がここにいた。

そして亮ちゃんのしぶやんへのハモリで
同じようなサビの言葉が並ぶ中、
すこし迷ったかふわっとした部分を詫びたか
演奏後に可愛らしくあやまる姿に撃ち抜かれ制圧された。
おみごとです。

…あれ?確か、うちの冴羽獠は
もう1人いたはずだがジャムには不在…
そう、忠義さんだ。とにかくゲストが多く
ちょっとした無駄遣いだったようにも思えるトークだったが
そんな中でも忠義さんの発言も少なかったのが残念だ。

また舞台が落ち着いたらドラマー大倉忠義にも
ズギュンと撃ち抜かれたい。

でも、舞台、がんばれ。


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