∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

札幌ジャムその1~謎の管理番号が誘った熱いジャムの世界~

札幌ライブの感想です。
初回の為、まずはセトリの感想となっておりますが
毎度のことながら大変長くなりましたので
2度に分けてお送りする予定です。



謎の管理番号が書かれたチケットのバーコード部分を
入り口でかざすと、改札口からでてきたレシートに
ここはどこですか?くらい上の方の番号が出てきて苦笑い。
だがまずはお手洗いに行こうと
うねうね続くお手洗いの列の最後尾を目指すも
全く見つからずで、札を持ったお兄さんに
「ここが最後尾ですか?」と尋ねると
「もうどこが最後尾かわかりません」と言われた。

ならば他にお手洗いは近くにありますか?と聞くと
他のスタッフに「空いているトイレはこの辺にある?」と
質問をグレードアップして聞いてくれたのだが
そんな都合いいお手洗いはないよなと思い
いろいろとあきらめて座席を目指した。

座席は案の定相当上の方。お隣が来ないなと思っていたら
最後まで空席だったので私としては広く踊れてラッキー。
ステージ横のいわゆる見切れで制作解放されそうな部分も
黒いシートがかぶったままなので解放されていない様子。
アリーナにはトロッコ用かステージ用か見慣れぬレールがあり
心なしかブロック同士も距離が開いているので
アリーナの人数がいつもより少なくも見える。
これは…アリーナに入れたならどこでも何かが近くに見えそうだな…
ということを全く関係ない天井辺から覗き見てほくそ笑んだ。

開始前には最近恒例化した「ライブ中の注意映像」が笑いを誘う。
録音機器の使用は禁止、携帯の電源はオフ、
うちわは胸の高さまで…だけどたまにはうちわを置いて
腕を上げてみよう、みたいな煽りもあり
もしかしてバンドの時にうちわ持たない演出あるのかなどと
予想してみたりする。

それはどこかでアルバムが発売したのに
ライブまでの(エイトの)時間がいつもより短く
新しいことにチャレンジし辛かったのではなどという
大きなお世話ごとを考えていたので
大好評だったメトロックの流れがあるだろうと
予想していたことを会場でぼんやり思い出しもした。

オープニング映像。
ルーレットのようなものがくるくる回って
一人ずつがピコピコあたり顔と名前が紹介される…のだが
角度的にそびえたつ機材が画面を遮り
かなりの部分が見えずにイライラ。

まぁそのサイドの小さい画面をみてりゃいいんだけど
せっかくなら大きな画面が見たいじゃない?と思っていると
既にセッティングされていたメインステージのバンドセットに
エイトがスタンバイし【1.High spirits】が大きく鳴り出す。

さっきまでメトロックの流れがあるだろうという予想を
上から目線でしていたというのに聞いただけでてキター!と
テンションアップさせるこのハイスピの勢いはなんだろう。
そのまま【2.勝手に仕上がれ】が始まり嬉しくて泣きそう。
ニーニニニーをこんなに早く言えるとは思わず
太めのいちごペンラの持ち手を挟んだまま
指をピースさせてニーニー叫んだが
周りでそんな人はいなかったのが残念だ。

偶然にも前回札幌公演に行って見たのがJBで
あの時もバンド始まりだったなーと
懐かしく既視感いっぱいになったところで
まさかの【3.宇宙に行ったライオン】。
ああ…あの時、このドームで足踏みしながら
ライオンになってガオーと叫ぶしぶやん見て
音楽的成長に泣きそうになったが
今回はもうあまりの勢いと迫力に興奮しかない。

そして【4.象】へと繋がりエイトのロック動物園が続く。
これはいつもなら後半のバンドで死にそうになる流れだが
まさかの初っ端からの怒濤の攻め具合と
「象」でヤスが以前見せていたイッてしまった表情とは
少し違った余裕の煽りっぷりにクラクラする。

これ以上はもうないのではないかと心配するほど
駆け上がった先に続いた【5.Traffic】。
CDで聴いている時に願いはしたが
まさか本当にバンドで聞けるとは思わなかった。
爽快で複雑で早口で歌い上げるエイトはもう
ロックバンド以外の何物でもなく、そしてこれが
錦戸亮が作った曲であることが誇りでしかない。

このままだともう息切れして
どうなってしまうか不安になったところで
やっと少し落ち着かせてくれた【6.生きろ】。
勢いだけではない深い歌詞と届かせようとする音が心震わせる。
そしてこれも渋谷すばるが作った曲であることが誇りでしかない。

心身ともに静まったところで
亮ちゃんがカメラに抜かれほっと一息。
アコギをポロロンと弾くもコードを間違っていたのか
「あっ、ちゃう!」と焦る可愛い様子にひと笑い。
今やもう聞き慣れた【7.侍唄】のアコギソロがふわり優しく響く。
【8.夢への帰り道】もバンドだったのかー…ありがたいー…
でもそろそろバンドも終わりだろうかーと思っていると
マルが前に出てきて自分を見るようにこいこいと煽りベースソロ。

お腹にビンビン響くベースからの【9.Tokyoholic】。
やばい、この怒濤のバンド攻撃はどこまで続くのだろう。
曲に合わせて楽器を取り換えはしたが未だ一度も置いていない。
その楽器取り替えタイムがあるバンド特有のインターバルがあり
ロックバンドのライブを見ている感じしかしない。

まだ止まらぬバンド曲は【10.SEVEN転びEIGHT起き】。
ステージ左と右でヨコとしんちゃんがスーツ着て
合いの手を入れる映像が交互に出る。
また聞き慣れたイントロから【11.NOROSHI】が上がり
熱い札幌ドームに火が上がる…

ここまで1時間弱くらい。ノンストップのバンド曲。
JBを思い出したからか、バンドセットが
センターへと動くとばかり思っていたが
ヨコ&忠義さん&しんちゃんの後方が高くなって
2段になっただけだった。

正直、ハイスピ始まりでバンド曲が連なることに
メトロックでの既視感ある人も多いだろうし
セトリも含めて賛否両論だろうとは思う。
私も実はいつまでメトロックの話をしとんねん、
と思っている派だったのでライブレポなどで
この流れを聞いただけならばガッカリしたかもしれない。

だがこれがマルがが言った「初めての試み」であり
彼らがやりたいことだったのだろう。
それだけの説得力と迫力は充分にあった。
以前の最初に聞いた「象」のように
バンドで聞きたかった、とガッカリさせたのとは違い
「Traffic」のように「それをバンドでやってくれるのか!」
という驚きが大きく、そのクオリティは
馴染みのバンド曲を凌駕するほどだった。

そしてこのままバンドで終わらないのが関ジャニ∞
自分たちが何を期待されているのかがわかっている。
ただでさえ熱いドームで「NOROSHI」が上がり
「アッツ(熱い)!」と叫ぶメンバー。(というか亮ちゃん)
そこからMCとなりいつものエイトの楽しい話が始まる。
「バンドが続いたけれどもお金頂いた分これからアイドルやります」
としんちゃんが宣言してくれたのも大変心強い。

スパイダーマンのアンバサダーとしてアメリカでの上映に
参加したしぶやんと忠義さんの様子はWSでも拝見したが
しぶやんはロバート・ダウニー・Jr.さんが
どれほどのスターなのか全く認識せずでご対面していたらしい。
大ファンのミーハー忠義さんは感動のあまり
インタビューを忘れて「ファンです」と伝えるも
あまりの小声にそばにいた通訳さんまでもが「はぁ?」
となるほどだったとしぶやんに暴露されご立腹。

普通はそれくらい感動するもんだと怒っていたが
ヨコも誰かがわからないくらいで
「アイアンマンの人やで」と言われても
アイアンマンを見ていないからわからないらしい。
ロバートさんのすごさがわからないしぶやんだったが
超営業スマイルで3ショットの写真を撮り
それが楽屋に飾られているそうな。

マルは「泥棒役者」が秋に公開となるが
しんちゃんに「(映画は)いろいろあったもんな」と
某ご出家女優さん話をぶっこまれて苦笑い。
亮ちゃんは「ツカポンやんな」とドラマの話題を振られたが
まさに当日の放送のため「みんな見れる?」と戸惑い気味。

「でもHuluにあったで」とファンに見逃しても見られる
動画配信サイトを勧めてくるミーハー忠義さんに
「あ、(そうゆうのがあるって)言ってたかも。でもよう知らんねん」
とサラッと流しながらもとにかく録画でも何でもいいから見てくれと
一生懸命に宣伝する主演俳優錦戸亮だった。

内容も嫁の妄想が広がっていくシーンがあるが
それがどんどんエスカレートしていくらしく
主演俳優も台本見て「はぁ?」となったらしいが
その言い方が奇しくもロバート・ダウニー・Jr.さんに
「ファンです」と小声で言った忠義さんに
「はぁ?」とつっこんだ通訳さんと同じだということが
いまだジワジワくる。

この流れから【12.奇跡の人】につながるが
ここまででいつものブログの長さの1.5倍。(∞の庵比)
長すぎる。

また次回以降に続く…


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