∞の庵

満身創痍でも先で笑って待つ男たちを追う

マルの優しいクリスマス・イブに酔いしれる

月曜日からの仕事の憂鬱と
何より睡眠を優先させる生活のため
日曜夜に放送されるジャムはつい録画組だったが
昨夜は珍しくオンタイムで見た。
そしてそのおかげで少し早めのクリスマスがやって来た。

マルがメインボーカルで
山下達郎さんの「クリスマス・イブ」をジャムで歌ったのだ。
あまりに有名であまりに名曲で
誰もが何かしらの思い出も乗っけているだろうこの曲は
コーラス特集で散々コーラスの奥深さを学んだ最後に
8声で重ねていて複雑でどうなっているのかわからないと
プロが言うほどの難曲らしい。

こうゆう時、何気なく聞いていた曲が
なぜこれほどに親しまれて愛されるのかと言う理由がわかる。
やはり美しさが重ねられ色付けされていて
そこにそれぞれの感情が乗っかり名曲となるのだな。
間奏でクリスマスっぽいメロディに
ダバダバ鼻歌歌っておられるだけではなかったのだ。

俄然ハードルが上がった「クリスマス・イブ」に挑むマル。
ライブ「エイターテインメント」の12/24公演にたまたま行った私は
会場で映し出されたアコースティックライブで
山下達郎様になりきったマルが見事にこの曲を歌う様子を見て心躍った。
後々この映像はディスクにもなったがあの時の特別感は忘れられない。

あの時はモノマネがしっかりと入ってはいたが
バンドを背負ってしっかり歌いきり堂々としていたマル。
「ウォッホッホー」と部分も「気持ちよかった」と
にやけながら言うほどにマルは余裕で楽しそうだった。

ところが今回のジャムのこの緊張感はどうだろう。
「私たちが支えるんで乗っかってきてください」と
プロのコーラスの方言われて「大丈夫です」と返したが
顔が全く大丈夫そうではない。
マルは8声の中でも「パンパン」言うそうだが
普段言い慣れたはずの「パンパン」ですら
滑らかに出るだろうかとこちらの緊張感も膨れ上がって来た。

スタジオに行く前のマルからはうすら汗が見えるようだった。
「だいぶ腹づもりはできましたんで見てる人に楽しんでいただける
パフォーマンスを頑張りたいと思います」
と言う
頼もしいはずのコメントをカメラをほぼ見ずに言うマルから
緊張感しか感じない…だがそんな時だ、私の母が
「最近マルちゃんすごいね、上手だもんね」と
表面的だが無意識ないい感想を述べたのだ。

そうだ。最近のマルは映画主演もこなし、
FNS歌謡祭で堂々とベースを奏で、我らを魅了している。
彼なら「大丈夫」。爆発しそうな緊張感とともに
彼のポテンシャルも無限大になるも
その先にいつものマルらしい表現を見せてくれるのだ。

そして歌い出したマル。
斜め上を見ながら歌うその声はモノマネではなく
間違いなくマルがマルのクリスマス・イブを歌っている。
一言一言を大切に丁寧に歌い、コーラスの方の声を聞きながら
メインボーカル側も周りに寄り添う優しい歌だった。

そこにはささやかだけれど優しくてあったかいクリスマスがあった。
外にはちらほら小さな雪が舞っているようにも見える
マルらしいクリスマス・イブが見事に広がっていた。
期待通り、いや期待以上の心温まるクリスマスだった。

最後まで2枚目スイッチがきれなかったが、オッケーの声を聞くと
緊張からネチャネチャになっているであろう手を差し伸べて
コーラスの皆さんと健闘を称え合ったマル。
気がつくと緊張ではなく温かい気持ちがこちらにも広がり
自然と温かい拍手をテレビに向かって送っていた。

思えば独身女の乾いた12月は
クリスマスより年末に気が行ってしまう。
年末まで忙しいな、年賀状書かなきゃな、早く冬休みになって欲しいな、
と思いながら過ごすうちにクリスマスはすぎる。
単なる12月の通過点なのだ。

だがマルのおかげで
クリスマスへの優しい気持ちを思い出した。
誰かにプレゼントをあげたくなる、
その気持ちにたまらなく切なくなる日だったな。
ありがとう、マル。

とはいえ、特に予定が入ることもないので
マルの「クリスマス・イブ」をジャムとエイタメ交互にヘビロテしつつ
ヤスがエイトのツインボーカルしぶやんと亮ちゃんのクセの違いを汲み取り
コーラスを変化させていた事実に涙しながら過ごしたいと思う。


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