∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

目を閉じるとそこには周さんを案じる王さんがいる

昨日、いつもは録画して早送りする「ありえへん」を
おそらく数か月ぶり?くらいで最後の方だけオンタイムでみた。
多くの時間を衝撃系のVTRに費やし
たまにクイズや試食でスタジオに戻る程度のルーティーンに
残念感しか生まれない今日この頃だった。

しかも毎回言うが私はこの衝撃系のVTRが苦手なのだ。
心臓に悪いだけの映像からは何も得られない。
感動のお話もあるがあまりに他のものとのギャップに
感情が忙しすぎてお話が入ってこないこともある。
どうせなら練ったプロットで驚かされるドラマや企画が見たいと
毎度の再現ブイを見ながらも切なくなる。

なのに今回はその再現ブイを
しんちゃんが演じるというではないか。
これまでエイトを利用してのいろんな番組の企画を
身勝手に妄想してきたが、そんなことは思いつきもせず
さすがテレビマンの発想は違うと大変感心した。

そして見たしんちゃんの再現ブイ。
あまりに面白すぎてTwitterでも盛り上がり
私も改めて村上信五の表現力に感動した。
そしてブログ用にとリピしながら気になった部分を
メモして保存した…はずなのだが
メモがどこにも見当たらない。またやってしまった。

ここでいつもなら焦るところだが
エイトで満たされた気持ちの時は余裕がある。
落ち着いて深呼吸をして目を閉じた…
するとそこにはしんちゃん演じる「王さん」と
王さんが愛する女性「周さん」がハッキリと見えてきた。

お金持ちの王さん。
お付き合いしている周さんの誕生日、
一緒に食事をしていた最後のデザートのケーキに
婚約指輪を埋め込んで捧げたが
周さんは気付かずに美味しい美味しいと食べてしまう。
飲み込んだ指輪がのどに詰まり倒れた周さんに駆け寄り
「周さん!!」と心配する…という再現ドラマにしては
さほどオチのない話だが、村上信五演じる王さんの
コミカルで豪快で切ない様子が素晴らしいのだ。

愛しい女性にドギマギする王さんは
エイトレンジャーの村岡くんが舞い降りてきたかのよう。
キレのある動きと眉まで使って表現する表情は
イフオアをみているかのよう。
そんなしんちゃんにゲストの小池栄子姉さんが
「顔の芝居がうるさくてストーリが入ってこない」
スタジオでもブーイング。
どうやら無意識のうちに村上信五に魅了されているようだ。

しんちゃんは「久々の主演ドラマ」とご満悦だが
倒れた周さんを心配して顔を抑えるカメラに対して
バッと立ち上がり「周さん!!」という演技が
一番お気に入りだがカットされていないか心配だったという。

その一番お気に入りのシーン前に入ったCMが約3分。
いつもなら早送りで気にならないはずのこの3分が
なんと待ち遠しかったことか。

CM開け、無事にお気に入りシーンも流れ
飲み物のようにケーキを平らげて指輪を詰まらせた周さんが
無事に救急車で運ばれたという結果だったが
とにかく話の内容よりしんちゃんの演技ばかりが目に入る。
自分のことを「ワイ」といい派手な洋服に成金男な印象だが
王さんの他のストーリーが見たくなるほど愛らしい。

それは再現ブイという枠を超え、
TVの枠をも超えてお届けしてくれた
しんちゃんの熱くかわいい表現力の賜物。
おかげでメモが無くても目に焼き付いてくれた。

演じたしんちゃんも拝見したファンも
誰もが大満足だった再現ブイ。
ジャニーズ初の「再現ドラマを中心にやるアイドル」として
活躍するのはどうかとみんなにいじられる。
それもみんなに面白おかしくいじられながらも
全力でやり遂げる村上信五だからこそだ。

今回、最後に選ばれる「M(ミワ)VP」は
しんちゃんの「王さん」が受賞。
「まだ引きずります??」と声を上げるも
嬉しそうなしんちゃん…だがよく見たら
髪を切ったしんちゃんはサイドが短く前髪がそろっていて
漫画のまことちゃんみたい。

まいっか。

これほどに楽しかったありえへんがあっただろうか。
ご満悦のしんちゃんは自分も演じたから
順番に再現ドラマ俳優をやろうと山田にもちかけたが
同じようにはできないと断る二人。

いや、ぜひやってほしい。
それぞれの再現ドラマを演じて
ありえへん世界に活気をもたらそう。
自らの番組にできる限り参加をして
隙間なく私たちに姿を見せてほしい。

「再現ドラマ」という小さな仕事を大きく見せ
限りない可能性を感じさせるのもやり方次第なのだと学んだ。

やはり村上信五はすごい。

さて、今晩はそんな感動させてくれたテレ東の音楽祭(3)。
同時にヨコが登場のホンマでっかも重なっているので
嬉し楽しい忙しいになりそう


エイト愛が自分勝手でごめんなさい。
拍手コメントもいつも嬉しく拝見してます‼
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