∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

やっぱりヨコが好き

好きな人の涙は辛い。
それがどんな涙でも。

厚かましくもちゃんと受け止められた気はするのに
それをいつもならどんな風に受け止めたかを
つらつらと書くことができるのに
ご家族に関わることをここに紛らせながら
私ごときが簡単に書けそうにはない。

だけど知ってた以上のことを教えてくれて
その間必死に頑張っていたであろう姿を
TVやライブで見ていたから余計に
その涙の深さは計り知れず
だけど、計りたくても計れないことにも気付くと
ファンというものはもどかしいものだとつくづく思う。

Aスタのことだから
グループなのか家族なのか
どちらかにグッと踏み込んで
本音を吐き出させながらも
次のステップとなる力を
つけさせてくれるだろうと期待していた。

だがここまでヨコの心を開かせ
大切なことを語らせるとは、短かったとはいえ
松嶋さんの代理で出演したべーさんとの共演も
ただのつなぎだったのではなく、
こうなるご縁だったのだなとストンと納得した。

これまでエイトがゲストで登場した時は
複数のメンバーが本人のことを語るべく
べーさんの取材に応じていたが
しぶやんたった一人が対応していたことにも
思わず「そうきたか」とつぶやいてしまった。

しぶやん一人であれば
いいも悪いも語り過ぎることが無い。
多くを語らない分、お互いにとっての大切な人として
こうゆう人がいつもそばにいる「横山裕」という男を
紹介するには充分であったろう。

普段からTVでのしゃべりがうまいヨコが
数か月ご一緒したべーさんを相手にしながら
スラスラと語る様子はいつも以上に滑らかだったが
だからこそご家族の話になった時に
涙を拭きながら、だけど流れた涙を隠さずに
絞り出すように話した姿との裏表が激しく映し出された。

人間生きていると色んなことがある。
本当につらい時は言葉にはしづらく
それでも一緒に寄り添ってくれる人が一握りでもいれば
なんとか乗り越えらえるものだ。
それが家族なのか、友人なのか、恋人なのか
大切な人が少しだけでもいれば生きていける。

そして自分もその大切な人たちを
少しでも支えられるように強く優しくなりたいと
思うのも自然だろう。

あえて披露するつもりもなかったであろう話が聴けたことは
ファンとしてもありがたいが心苦しくもある。
完ぺきではないヨコ、大人なのに子供な部分があり
ワガママや身勝手を言うこともあるアンバランスも持つが
「メンバーの上がっている演奏力に取り残されないように」と
一生懸命取り組んでいるというトランペットが
メンバーに対してもファンに対しても思うヨコの全てだろう。
それで充分だ。

私がエイトを好きなるきっかけは
ヨコだったことをこうゆう時に思い出す。
まだそれほどTVにも出られない中グループを背負いながらも
少しでも誰より前へ、少しでも面白くと一生懸命な姿が
見知った苦手なジャニーズアイドルとは違って映り
「なんだこの子は??」と衝撃を受けた。

あれから十数年が経ち、衝撃を受けさせた少年は
いろんなことを経験して強く優しく美しい男になった。
グループの音楽に自分の音も重ねられるようになり
いろんな役を見せてくれるようになった。
これほどの贅沢は無い。

彼らのプライベートを全て知りたいとは思わないが
彼らが言いも悪いも体験したことを公にするとき
きっと自分のファンならば受け入れてくれるだろうと
最後には信用して声に出してくれるならば
「そうだったんだね」と受け止められるファンでいたい。
そして吐き出すことでこれまで以上のパフォーマンスを
見せてくれるアイドルでいてくれると信じたい。

そしてやはり彼らが表に出せない裏側を
支える大切な人が沢山いて
いつでも幸せでいてほしいと心から思う。

ヨコ、やっぱり私はヨコが好き。


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