∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

兄さが大好きな信吾どん登場

先週土曜日、待ちに待っていた亮ちゃんの「西郷どん」登場の瞬間を
どのタイミングで見ようか迷うという意味のない迷走をした結果
最もメジャーなNHK総合で20時から拝見した。

とはいえ、これまでもほぼ20時からオンタイムで拝見しつつ
亮ちゃんが出ていないことを確認すると
毎週録画されたデータを消していた。
ところがだ、「錦戸亮」でおまかせ録画が作動し
BS18時からの「西郷どん」も重ねて録画されていることに
18時半頃気が付いたのだ。

どうする、私、BSを追っかけ再生してフライング西郷どんをするか、
いやBSを再生した後、また20時からオンタイムで見る
ダブル西郷どんというパターンもありだぞ…

だが黙っていられないタイプの私は思ったことをつい呟いてしまうし
もし我慢できず呟いたとしてもフライング西郷どんな上に
中途半端な時間なのも世間にご迷惑をかける。
大体、20時前に見たとて亮ちゃん部分だけを見直すならまだしも
続けてオンタイムで大河ドラマを見るなんてことは
気軽にみられる内容ではないだけにしんどくなりそうだ。

ということを考えた結果
見かけていた「BSどん」をの再生をオープニングですぐ取りやめ
20時からの「総合どん」で「西郷どん」することにした。

どのタイミングで見るかだけでこれほど迷うだなんて
どれだけ楽しみにしているんだよって話だが
それだけ楽しみにしていたのだ。

だって今、いろいろと不安事がある中で
歌ではないお仕事を死ぬ気で頑張っている錦戸亮がいる。
しかも、そのお仕事には不安は一切ない。
錦戸亮の積み上げてきた誇るべき演技力が
どのように発揮されるか、楽しみでしかない。

オープニング、「錦戸亮」の名前は3番目に出た。
主演の亮平くん、大久保利通瑛太くんに続き3番目だ。
これだけでファンが沸き立ち、TwitterのTLには
錦戸亮」の名前が出た画面ショットが素早く流れてきた。

ああ…感無量とはこのとこだ。
歴史あるNHK大河ドラマの主演俳優として早々に名前が出た。
胸がじんと熱くなり、失礼ながらその後のお名前が
もう入ってこなくなっていた。

ドラマの内容から、すぐに登場しないことはわかっていたが
先週までの奄美大島編のプレイバックがもどかしい。
早く薩摩に帰ってきて、なんならすぐ京都へとんぼ返りして
弟・信吾に会ってやって欲しい。

だが歴史はそんなに早回しできない。
島送りになっていた西郷どんが戻ってくるだけでも大事だし
ましてや絶対的存在の国父様にたてつくなんてありえないが
兄さは大丈夫なのかと心配になり
いつのまにかドラマに入り込んでいる自分がいた。

そして血気盛んな若者達の中に信吾はいた。
「あの西郷さんの弟」としてもてはやされる信吾は
自ら「西郷どん」と呼んでくれと色気たっぷりに言った。
タイトルにもなっているこの大切なワードを
登場してすぐの信吾が言うだなんて
彼を重要人物としている事実がうかがえる。

史実に沿えば矛盾点もあるし
もっと描かれるべき人物が同時に登場していることにも
少し物足りなさを感じたが
以前、友人が「歴史はフィクションだ」と言った言葉が
都合よくよみがえってきた。
語り継がれた史実は必ずしも事実ではなく
そこから作り出される物語はフィクションであり
そこには夢があると言うのだ。

だから信吾があれほどに彫が深くて美しいことも
一瞬でお茶屋の女性に惚れてまったことも不思議ではないし
幕府にたてつく同志といたと思ったら
尊敬する「兄さ」と布団を並べて可愛らしく甘えてもいいのだ。

信吾の登場は鮮烈でエモーショナルだった。
そして、決して完璧な人間ではなく
兄への嫉妬や自分自身の力の無さも知る
だが正義への忠誠心は厚い男であるのがまたいい。

亮ちゃんの登場は翌日ネットニュースでも話題となった。

headlines.yahoo.co.jp

 

公式HPでも信吾の登場は爽やかに紹介されている。

www.nhk.or.jp


これから信吾が歴史の波にのまれ
どのように兄と関係しながら自分の人生を歩んでいくのかを
長い時間かけてみられるのが楽しみだが
これは錦戸亮主演の民放ドラマではないので
あくまでも出演者の一人として(なるべく)茶化すことなく
大河ドラマを存分に楽しみながら錦戸亮を愛でたいと思う。

ああ楽しみが増えた。
ありがたい。