∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

歌を聴いて何周か回ると起こる変化

勉にマキタスポーツさんが来て下さった。
だいぶ前だけど。
以前から印象に残る演技に魅了され
気になっている俳優さんだったが
最近ではマルがぬ~べ~でご一緒したこともあったし
何よりクロニクルでの共演が嬉しく
ゲストに来られると聞いていろんな話が聞けるのではと
ワクワクしていた。

そしていつもの悪い癖で
ワクワクしすぎた私はつい
番組の内容を勝手に想像して演出してしまっていた。
きっとクロニクルの裏話が聞けたり
そこからエイトをほめたたえて下さったり
もしかしたらクロニクルのパロディをやったり
するんじゃないかとワクワクしたのだ。

だがよく考えたら
わざわざクロニクルの放送をしていない関テレで
クロニクルのパロディをするわけなかろう。
そんなにクロニクルに対して友好的ならば
とっくに放送されていてもいいのだ、バカだな、私。

これはゲストをより知る番組なのだ。
マキタスポーツさんがいかに多才で
演技だけでなく歌も歌えて表現豊かかということが
尾崎豊の歌を歌う姿だけでもわかる。
だがそれ以上にギターを弾きながら歌う姿が
谷村新司様にクリソツだということもわかった。

名曲「I LOVE YOU」を聴きこみすぎて3周回り
最初はいい歌だなーと思っていたが
そのうち「アイラービュー」って東洋人だしね、等と
どこかひねて聞いてしまった時期もあったが
「これほど10代の恋を切実に描くキラキラした曲は無い」と
受け止めたという話を聞いててふと
私も同じように曲の印象が変わったことがあったけど
なんだったかなーと考えいて思い出した、
私にとっての「浪花いろは節」がそれだ。

最初はデビュー曲として聞いた時に
「演歌?しかもラップ付きの?」と驚き
他のアイドル達のキラキラやダンサブルなタイプとの違いに戸惑ったが
日本人の奥底をくすぐるのか
曲と歌詞に安心感があるなと納得した。

マキタスポーツさんが言うところの2周回った頃というのが
ヨコがしぶやんパートの「はぁーはぁーあぁー」と
ヨイトコサ前の声を上げるところで
口パクで歌マネするというお遊びをしだして
楽しみだした頃だろうか、
デビュー曲も遊びが増えて
いいも悪いも味が出て来たなと思ったものだ。

その後、紅白初出場でいろはを聞いて泣けたのが
間違いなく3周目。
あれからいろはを聞いた時の感情は全く違う。

こうして曲というものは歌う人への気持ちや
その歌を聴いている歴史とともに
印象が変わって行くもので
それが曲が育つということでもあるのだろう。
深いな。

だが、1つ気になったのだが
マキタスポーツさんの娘さんがエイトファンだが
マキタスポーツさんがカレー作っている時に材料で出た
ひき肉が引き金となって始まったひき肉ダンスを見て
娘が嫌いにならないか心配だ、とおっしゃっていたが
あの程度のパフォーマンスで嫌いになられるようなら
エイトファンはやっていけないから
心配ご無用だと勝手に思った。

期待とは少し違った内容だったが
色々と楽しめた回だった。

魅力溢れる大先輩のマキタスポーツさんとも
引き続きご縁があり
クロニクルだけではなくドラマや映画でも
ご一緒できますように…

エイト愛が自分勝手でごめんなさい。
拍手コメントもいつも嬉しく拝見してます‼
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