∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

自らのできなさも認めることでより面白くさせる術を持つ横山裕

先日のヒルナンデスを再生していたら
手作りクリスマスグッズを作成するヨコが
(私が思うに)昔は負けず嫌いで目立ちたがりだと言われがちだったが
大人になり成り行きを受け止めて自分を認めることで
より可愛らしい自分を見せる術を得たように見えた。

既存のロウソクを溶かして耐熱グラスに入れ
自分好みに作り直すという手作りキャンドルの工程で
ロウソクの中の芯を引き抜く作業に取り組むヨコたち。
簡単に抜けるという説明の元、みんなが気持ち良さそうに
芯を引き抜いているのにヨコだけがなぜかうまくいかない。

か弱い女子ならばあり得るところ
なぜヨコだけが抜けないのか正しい答えはわからないが
美しい手指があまりにウルウルと潤っているので
いくら滑り止めの手袋を装着していても
その潤いが力強い動作さえも奪ってしまうのだろうとしか思えない。

一人苦闘するヨコはその宿敵のロウソクを「抜ける?」
と言って隣にいる閉店ガラガラの岡田娘さんに渡してトライしてもらうも
「俺は誰に頼んでんねん」と苦笑い。
だがやはり岡田結実ちゃんでも無理なようなので
ヨコに割り当てられたロウソクの不具合だろうと安心していると
岡田結実ちゃんの隣にいた淳太くんが手にして軽く引きいた途端
一度でスポッと芯が抜けた。

「男見せるな」とぼやきながらもなぜか嬉しそうなヨコ。
しかもそのまた隣にいたキリヤマンが「(順番に)回せ回せ」と悔しそうで
連携した関西ジャニーズの団体芸が出来上がっとる。
「先輩ダセーよ」と自らダメ出ししたヨコは結果
周りから言われる前に自分で認めたダメ感が可愛らしさを醸し出し
面白いところを全て持って行ったように見えた。

そんなナイス合いの手を見せたキリヤマンと二人で
今度は読み終わった雑誌を折って作るクリスマスツリーの作業中。
ページを一枚一枚三角に追っていく作業をひたすら続けていると
つい無言になるので「カニ食べてるときぐらい黙りますね」と
テレビ的には微妙じゃないのという指摘をするヨコだったが
視聴者的には一生懸命丁寧に織り込んでいく姿と
たまに映る白い指先が美しく、それが堪能できてとてもいい。

だが折り続けること5分
「一個できればいいんですよね?こっちで行きます先輩?」
と自分が作っている方を採用するように言う声に
顔をあげたヨコの視線の先にはキリヤマンの素早く美しい作品が…

その差はこの通り歴然。
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キリヤマンは3倍ほどの量の折り込みができてとる。

昔ならばなんやねんと騒いでひと暴れしそうなところだが
「悔しいけどそういう判断になるやろうな」と言ったヨコ。
負けを認めたその潔さが切なさと愛しさを見せて笑いを誘ったが
そのスタジオの笑い声をも面白くおいしくさせたのが
いやもうお見事だった。

しかも選ばれたキリヤマンの作品の方で作業は進んでいるのに
それを眺めながらも自分の折り作業をやめずに続けるヨコ。
最後まで自分も作りたかったんやろうな、
無意識だろうその賢明な姿に母性本能もくすぐられる。

ヒルナンデスもこうして宝物を見つけるように見ると楽しい。
後半のスタジオで「クリスマス」と美しくデザインされた書を見て
「一瞬「炙り」って書いてると思った」と言ったヨコのコメントなど
絶対に聞き逃せないではないか。
そういえば昔「炙りカルビ」って早口で何度も言って遊んでたっけ。

さぁ、よければ皆さんもこれを眺めて
「炙」に見えたヨコの発想力を讃えよう。

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