∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

これぞ、誘惑

いよいよドラムに特化した特集を組んできたジャム。
忠義さんの映像を例にわざわざ「←ドラム」表示もしながら
ボーカルやギターに比べると地味で目立たない印象を醸し出していたが
それは昔からの忠義さんの見切れクセとは関係ないだろう。

私にはドラムがさほど地味に感じないのは忠義さんのおかげだ。
彼のアイドルとしての華やかさと演奏力が際立つため
ついボーカルやギターに目が行きがちなバンド体系でも
ドラムからも決して目が離せないし
うっかり何かを見逃した時の失望感は半端ない。

忠義さんにとってはマル同様に希望した楽器ではなく
「ドラムをやるならバンドに入れる」という条件でスタートした。
だが本来彼が好んだのはV6森田君のような
キラキラとダンスを踊るジャニーズだったので
色んな意味で不本意だったろう。

しかも正式に手ほどきをうけることなく
独学で技術を上げてきたというが
音を聞いていろいろ試しながら積み上げてきたその技術は
今のエイトの音楽の土台を成している。
忠義さんのドラムの成長と共にエイトの音楽も成長してきたと
私はひっそりと思っている。

当初、初心者なのだから当然だが
忠義さんのドラムは言葉は悪いがどこかのっぺらぼうだった。
ある程度技術が向上してから世に出てくる一般のバンドと違い
アイドルが演奏する楽器はプロとなる前から世間に丸出しになる。
その上、いわゆるドラムは地味だと言われる所以だと思うが
リズムを正確に刻むことを主にしている為
その正確性とドラマーの表情がリンクして
律儀に叩いているだけのように見えてしまっていた。

それがいつからだろう。
私の印象ではやはりパズル辺りからだろうか、
彼のドラムに激しさと色気を感じ始めたのは。
何度も見ていたヘブンリでその変化を感じ、
ロリコスでバンドとしての成長を目の当たりにした。

そしてここでも何度も言っている私の大好物、
シングル「LIFE」でのあの忠義さんのビヨ~ンで
積み上げてきたものがビヨ~ンと共に放出され開花した気がする。

また、∞祭でも曲のアレンジや話の流れから
突如演奏を始める様子などは特に
リズム隊である忠義さんのドラムから発せられる印象が強く
頼もしさと同時に演奏を楽しむ姿に色気がプラスされて
うっとりした覚えがある。そしてJBや太鼓の達人
ジャムやロックフェスやなんやを通り抜けて
今、堂々と一人のドラマーとして魅了してくる。

決してグルグル回る機械に乗ってドラムを叩くようなことはしなくても
こう、なんというか、ドラムを丁寧になぞるというか、
激しくも置いて音をだすというか、上手く言えないが
とにかくあのドラムを愛でる様にして音を出す
(私が思うに)忠義さんだけが表現できるドラムが大好きだなぁと
改めて「誘惑」を聞きながら思った次第です。

デビュー曲のいろはでシロホリに同化するかのように
一人後ろで太鼓をたたく経験をへて、よくぞここまできたよ。
今やドラマーの忠義さんをカメラの方が追っているわよ。

…とジャムのドラム話はほぼスルーで
ドラマー大倉忠義への愛を語っただけになったが
こんなドラム特集なのに変に気負うこともなく淡々とし
ものすごいドラムテクを見せてもらったのに
ピンクレディーがグレたみたいな」
相変わらず天才的な一言で感想を述べた彼が
やはりどうしようもなく好き。

そしてTwitterでもつぶやいたが
セッションに向かう忠義さんが口元に手をやって歩き出した姿がつい
居酒屋から出てきてシーシーしているように見えたが
それも含めて、大好きよ。

「誘惑」もしんちゃんがポイントでいい音を鳴らし、
マルが時にジャンプしてみせ、
ヤスがきれいにハモって聞かせて
しぶやんがカメラ目線で強烈に悩殺してきた。
これぞ、誘惑。

バンドの人気曲をシンプルにカバーするのはやはりカッコいいな。
トリプルドラムだけど、やはり好きな奏者は忠義さんであることも
改めて認識させてもらった。好きは無条件なものなのだな。

特にセッションを楽しませてもらったが
そろそろジャムの音楽番組としての組織力を活かして
常連さんではない新たなビッグアーティストをお呼びして
その人となりをたっぷりと掘り下げる回も見たい。

そして、エイト自らが掘り出し、学ぶ機会もぜひ欲しい。


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