∞の庵

満身創痍でも先で笑って待つ男たちを追う

マル、ちょっと粗目な弁護士になる

ヤスの舞台や凱旋公演の申込み&抽選結果があり
なかなかに心ざわつく10月まっただ中ですが
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

ヤスの舞台はかなりの激戦で
それだけヤスの舞台へのみんなの気持ちが
熱かったということだと思いますが
いつもながら変なやからに不当に回ることなく
純粋にヤスを応援したい人のところに
チケットが舞い降りていますようにと
全滅だった私もお祈りしております。えへへ。

凱旋公演は友人のおかげで行けそうなので
また感想など書かせて頂きますね。


さて、いつもながらにズレた時期の内容で申し訳ありませんが
マルが松嶋菜々子様と共演した『誘拐法廷』の感想です。

www.tv-asahi.co.jp


マルの薄らヒゲの理由はこの役作りの為だったとわかってからは
楽しみにし過ぎて相当ハードルを上げ過ぎたのか
つじつま合わずに納得いかないことも多々あって
ちょっぴり不満もありますが
マルのちょっとスカした粗目な弁護士っぷりが
概ね良好だったので満足はしております。

何しろサスペンスにありがちな
車を走って追っかける女優の姿を見ると
いやいや、それならまず車番控えなよ、とも思うし
証拠隠滅の為に放たれた炎による火責めや
わざわざ濡れる場所に移動して問い詰めた水責めなど
美しく悶える松嶋菜々子様を見せたいがための
内容に付随しない場面が大量で少し残念でした。

大体お母様である風吹ジュンさんお一人が犯人で
あれほどの犯罪が行えるものでしょうか。
証拠である凶器を見つけたのに警察に届けず
犯人が分かっているのにわざわざ釈放させてまた火責めにし
事件の重要事項である娘の薬漬けもわざわざ公開して
「娘も悪いよな」と思わせる真相にたどり着かせたことに
イマイチ説得力がない気がします。

しかも、松嶋菜々子様が走って追っかけるのを振り払った
あの見事なハンドルさばきも風吹ジュンさんだということになりますが
私としては今もなお、ちょっとだけ登場した河合我聞氏が共犯で
いや、共犯ではなくても、せめてあのハンドルさばきだけでも
何かしら知らないうちに河合我聞氏がやらされたのだと思っていますし
そうでなくては河合我聞氏の出演が勿体ないとすら思っています。

納得がいかないといえばマルが最もかっこよく登場した法廷の場面。
最後の法廷で証拠不十分となり八方ふさがりになった松嶋菜々子様の
準備不足にも疑問が隠せませんでしたが
そこに「あれ~?困ってます~?」といってふらっと現れ
自らが体を張って手に入れた音声で法廷をひっくり返しましたが
あれ、証拠品として通用するのでしょうか。

ましてや権力で自分と息子に関する汚点を消し去ってきた伊武雅刀様が
丸腰でやってきたマルを生かして帰ったことも最大の疑問です。
そうじゃなきゃドラマにならないのはわかってはいますが
息子の痕跡消すために自らが丁寧な仕事を行ったという細かい人間性
犯行のポイントでもあったはずだし、証拠があった松嶋菜々子様の家は
丸焼きにしようとしたというのに
なぜマルを放っておけたのか、全くつじつまが合いません。

それほどにマルが粗目で、悪い部分を演じ切れたということだとしたら
もう全てはずる賢く見えるがじつは正義感が強く
心優しい弁護士なのだという人柄を演じきったマルがすごかったのだと
身内可愛さに思うことにした方がいいでしょうか。
だってそれほどにマルの登場は格好良かったし、ええ役でしたものね。

1度は犯人ではないかと疑われた見え方も
ピンチの松嶋菜々子様の姿をみて事実を知るや否や
全幅の信頼がおける味方に転じたことも
なのにやっぱり裏切っていたのではないかと思わせておいて
自白を録音するような危険な橋を渡っていたなんて、渋すぎます。

肩にカバンを担ぐしぐさも粗目、
人と話すときの適当さも粗目、
そして彼の弁護士としての実力の底知れずさも粗目で
怪しい魅力を持ったマルの役柄に大いに萌えました。

最終的にはフラフラするのをやめて
松嶋菜々子様の事務所に入ることになったようで
それなら今後の続きが期待できそうです…が、
その為にはもう少し事件や人間性の説得力が欲しいし
火責めや水責めの時間を削ってサスペンスに重要な
伏線張って回収する時間に回すなど改良して頂きたいです。

このドラマを見ていた普段でも一切のお世辞を言わない友人が
「最初丸山君って気付かなかった~。演技上手やね」と言ってくれました。
辛口な彼女が言うのだから本当の評価だろうと思うと嬉しかったです。
せっかく生まれた粗目弁護士役なので
マルの髭伸び始めたらまたみられるドラマなのだと信じて
今後もマルの人中(鼻下部)を見守っていきたいです。