∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

私を魅了するモジャモジャヘアー

みなさんにもそれぞれ趣味嗜好があり
なぜか好きになってしまうものがおありと思う。
例えばメガネをかけられるとたまらないとか
スキンヘッドに帽子が好きとか
理由はなく無条件で惹かれてしまうもののことなのだが

私のそれは男子の「モジャモジャヘアー」だ。

私の記憶の中では古くは鶴瓶師匠や井上陽水氏から始まり
現在でも(一部で)根強い人気を誇っていると了解しているが
「顔を第一に売りにはしていない男子が
強い個性を打ち出したい場合に用いるヘアスタイル」として
重用されていると認識している。

なぜ私が「無条件で気になる」のかの理由はわからない。
それは「何故この人を好きなのだろう」が言葉では言えないのと同じなのだが
もしかしたらこの人がモジャモジャでなければさして気にならず
モジャモジャだったからこそ注目して人となりに惚れたのではないかと思う
心当たりが数人いるからなのだ。

先ず一人目が葉加瀬太郎氏。
世界的なバイオリニストではあるが、専門的なことは全く分からない私にとっては
セリーヌデュオン」と共演したすごい方なのだと思ったくらいのミーハー加減。

だが軽快なトークと人懐っこい表情に惹かれ
印象に残る音楽をバイオリンで作っておられる実力が5割増しで心揺さぶってくる。
最近ではガッカリさせられるご本人のゲスな話題もあったが
「葉加瀬さんならしかたがないよね」と寛容になってしまうのは
彼のモジャモジャヘアーのせいだろう。

二人目が大泉洋氏。
北海道出身であることをネタにするところがエイトとかぶるが
ここまで大活躍する俳優になられるとは想像だにせず
なぜかずっと気になっていた私を
「もしかして先見の明があったのか」と自意識過剰にさせるのは
彼のモジャモジャヘアーがまずは魅了させたせいだ。

役によっては髪型を変えるという俳優さんが多い中
大泉氏が役の為に髪型を変えたのは時代劇ぐらいだが
それだけの俳優力がモジャモジャヘアーで5割増しとなり
役自体がモジャモジャヘアーに寄っているようにすら思える。

…その他スキマスイッチの常田君とレキシの池ちゃんもたまらない。
彼らはモジャモジャというよりモコモコヘアーだが
常田君はここ数年で毛量を一気にそぎ落として
こじゃれたパーマヘアーになったことが残念とさえ思う。

で、結局何が言いたいかと言うと
男がモジャモジャヘアーなだけで好きが5割増す私にとって
泥棒役者」はマルが演じる役がモジャモジャヘアーというだけでもう
期待感が爆発しそうになっているのだ。
初めてマルの役がモジャモジャヘアーだったことを知った時の
私の興奮は抑えがきかないほどだった。

予告編で少し見ただけのあのコミカルさ、映像の配色、役者の濃厚さが
映画の高いクオリティを保証しているように思う。
その上で泥棒であることを偽ってなりすますたびに
「そうなんですぅ~」と困り顔で首をかしげるマルの頭がモジャモジャなのだ。
うー…たまらん。

かつておしゃれモジャモジャなのにとにかく強い男、ガムをマルが演じたが
あの時の感動を覚えておられるだろうか。
仲間内でいっちゃんアホだと自分でもわかっているが
強さと優しさはピカイチでその性質がモジャモジャに現れていた。

モジャモジャでもなければ格好良すぎてバランスが取れない。
緊張と緩和は意図せずには生まれないし
目立ちたがりの髪型か説得力あるアイテムになるかは
おでこから下の表現力にかかっているのだ。

さぁ。マル+モジャモジャヘアーが面白くないわけがない。

ということでマルにモジャモジャヘアーが加算される為に
泥棒役者」の期待度が5割以上増しで楽しみになっているが
このダダ上がりの期待度をさらに超える作品であることを願っている。

ああ楽しみ。


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