∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

初日とは全く別物な「GR8EST」大阪追加公演感想をざっくりと

先日の大阪追加公演(11月18日(日))に行き
私の今年の大きな行事が全て終了した。
後は大みそかにのんびり紅白見るのみだが
色んな事がありすぎた今年は
のんびり見るだけで終われるかどうか自信がない。

私は初日の北海道にも行かせて頂いたが
その時と今回の追加公演は全く別物だった。
いや、タイトルもほぼセトリも同じだし
同じライブを見せてくれていたつもりだろうけれど
何もかも、全く別物だった。

初日の北海道、静まり返る客席に向かって
両手を広げ「これでやっていきます」と
色んな物を背負って宣言してくれた亮ちゃんだったが
追加公演では前日に見た映画のフレディ・マーキュリー
コール&レスポンスを真似て、とてもご機嫌。
何か言わなくては始まらなかったあの時とは違い
むしろ何も言わない掛け声だけで十分楽しさが伝わった。

バクステまでステージが移動した先で
「元気印~」を絞り出して私たちを救った初日とは違い
ヤスが「ライブは生なので下ネタ言っても切られないし
どんどん言っていく~」なんて前向きな発言に刺激されたか
元気印~を言うまでにいろいろ足してマルも絶好調。

とにかくギャグが長いので「お前待ちだ」と言われ
やっと満面の笑みで「元気印~」を出すも
曲始まりでチラリとヤスの顔を覗き込み
フッと大人の笑みを投げかけたマルを見かけたが
あのスイッチオフされた素の表情がたまらんかったよ。

こうして初日では楽しめなかった余裕が
こちらにも出てきていつものエイトらしさも蘇る。
明らかだったのは舞台上を歩くのも必死で
痛々しかったヤスが腰をくねらせて演奏している。
着替えに時間がかかるからMCではみんなに見送られ
先に引っ込んでいたのに、今回は最後まで時間を共にした。

そのせいなのか、自然とMCの中心はヤスとなった。
土日に関テレの番組で生放送をこなしてきたヨコを労いつつ
出演していた競馬番組ではみんなも予想を外したという話から
ヤスは有馬記念を連続で当てているが
なぜそんなに当たるのかという話題になった。

ヤスは「馬の顔を見たらわかる」と大マジ。
馬体の流線型も見ているらしいが
動物は大体流線型だと突っ込まれたり
そもそも馬の顔もパドックではなく新聞で見ているらしいが
当然のように「見たらわかるねん」と言い切るヤスの
溢れ出る野生動物感が愛おしく誰もが微笑ましく眺めていた。

だって実際に有馬記念を連続で当てているという実績は
揺るぎない。彼には当然のようにわかるのだ。
ならばとエイトが一斉に走ったら誰が早いか聞いたら
顔的にはヨコと忠義さんだそうだが、どうやら鼻部分が
シュッとしていて新幹線ののぞみのような顔だからだそう。
何だろう、一気にヤスの判定が胡散臭く思えてきた。

ヤスは馬肉もよく食べるそうで
しんちゃんや忠義さんも誘われて行ったとのこと。
消化が遅いヤスにとってはいい食材だそうで
消化の早いしんちゃんとダイビングなど行くと
朝起きてお腹ペッコペコなしんちゃんとは違って
ヤスはまだお腹がぽっこりしているらしい。

ここまで聞いていてヤスは馬肉食べているから
馬の気持ちがわかるんかなと思ったり
消化が遅いってことは草食系なのかと思ったり
ということはやっぱり馬なのかもと思ったりしたけど
ヨコに「ヒヒーンってつけて喋って」と言われて
真面目に取り組もうとするもうまく言えなくて
「マントヒヒーンって言えたらいいのに」と
悔しそうなのがまた可愛らしくて誰もが微笑ましく眺めていた。

あーやっぱりみんな揃ってのMCっていい。
ヤスに突っ込まれてひるむマルとか
とにかくみんなにいじられるヨコとか
亮ちゃんのドラマに何とか出たいしんちゃんとか
マルの一発芸に戸惑い隠せない亮ちゃんとか
そんなマルの一発芸をニヤニヤ見ている忠義さんとか
ただ楽しそうなエイトが一列で見られるということが
ありがたい。

最後に7人で歌った「LIFE」も軽々と超えていた。
あの時、明るい表情でドラムを叩きながら
歌詞に合わせて手を伸ばして気持ちを伝えた忠義さんは
同じように伸ばした先にはいまはいないメンバーではなく
もっともっと先の約束ヘと気持ちがこもっていたし
いつものソロの後のビヨンと伸び上がる姿は
美しすぎてもう昇り竜のようも見えた。
少し痩せているようで心配だけど、尖った美しさだった。

今回のライブではこれまで歌っていたロマネが
「ここに」になっていたのは大きな意味があるように思う。
最初、ロマネを聞いて涙が止まらなかったけれど
聞くたびに大好きになる「ここに」は力強くて楽しくて
もう泣かなくていいんだとも思わせてくれた。

そう。もう泣かなくていいんだよね。
時間の関係もあったろうけれど
これまで重くなりがちだったメンバーの挨拶もなく
最後にヨコが「今年は色々あったけれど」と言った時に
そうだ、そうだよ、でももうやっていける確信を持って
やって行くんだね、とストンと受け止められた。

どうなるんだろうと不安だった初日の北海道の気配はなく
力強くここにいるって踏ん張っているエイトが大阪にいて
とても楽しい時間を共有できた。
しんちゃんが「ここにいないみんなにも大きな拍手を!」
と叫んだ時には何だか泣きそうにもなった。
今日までのみんなの気持ちが集まっているようだった。

この日、ライブDVD発売のお知らせもあり
その特典として北海道公演のダイジェストが付くと聞いて
ああーーー同じ気持ちだったーーーと嬉しかった。
あの日の緊張と不安は残して欲しかったから
それこそ、あの時いなかった人たちにも共有して欲しかったし
何より6人でステージに立つ勇気を振り絞った
エイトの様子が見たかったから本当に本当に嬉しい。

www.infinity-r.jp


楽しかった「GR8EST」。
「応答セヨ」を歌いたかった亮ちゃんの思いも会報で知れた。
アプリで持ち歩けるのは事務所の時代に乗ったお仕事として
とてもいいことだとは思うけれど
それより今は少しでも早くエイトの新しいアルバムが聞きたい。

もうすぐ2018年が終わる。
もがいて這いつくばって進んできた1年が
きっとこの先大きな力になってくれる。

もう私達も次のエイトの新しい姿を楽しみにしてます。

モンスターを狩りたい

昨日、レンジャーで忠義さんが
一部ファンから受けている迷惑行為に対しての正直な気持ちを綴った。
いつものように帰宅途中の車内で読んだのだが
その行為への嫌悪感と忠義さんが発する「限界」という言葉への不安で
気分が悪くなりそうだった。

一般にももちろん「ストーカー行為」は実在し
自分勝手な欲望を満たすために迷惑行為をする頭のおかしな人間はいるが
それがアイドルに対してであればその行為の卑劣さはなおさらだろう。
一部スケジュールは手に取るようにわかり
返って沢山ファンがいない場所の方が近づける機会は増える。
近づけば近づくほどに達成感は強まり欲望も大きくなる.


「好きならそんなことしない」など正論は通じない。
そんな気持ちではなく、ただ、達成感を得たいだけなのだ。
悪いことかどうかも考えるつもりもないし
相手に嫌がられるからやめようなんて気持ちも生まれない。
相手の気持ちがわかるような人間ではない、
そうだ、きっと人間ではない、ただの「モンスター」なのだ。

人気商売であることで
得ているものも失っているものも沢山あるだろうけれど
その差し引き以外のことはただの迷惑行為で犯罪だが
周りが想像する以上のことは彼らの許容範囲で
その強さも事務所の守りもあって
その上である程度幸せに過ごしていると思っていた。

冷静で頭のいい彼が賛否あることも承知の上で
吐露せずにはいられなかったのは本当に限界だったのかもしれない。
でも彼のいうような普通にももうきっと戻れない。
それならモンスターが少しでも好き勝手できない環境を作るしかない。

その為に私ができるなら、このネット社会の力を使って
モンスターを見つけて攻撃して狩りたい。
罠を張って罪を重くして捕まえたい。
できるならそうしたい。本当にやり遂げたい。

でもなにもできないただのファンで
それだけ私の生活は普通で、彼らとは直接繋がってもいない。
近づいても何もしてあげられないし
ましてやそんな大きな力もなにもない。
でもそれが、普通のファンなのだと思う。

番協なんてやめればいい。
関西の人間としては言いたくないけれど
大阪に帰らないで東京のスタジオで済むならそこで収録すればいい。
モンスターのチャンスが少しでも減るならそれでいい。
大阪に来るのが憂鬱だなんて言われるくらいなら
その方がずっとずっといい。

せめてこんな気持ちが伝わればと思う。
忠義さんが言う「ちゃんとルールを守って待ってくれているファン」が
モンスターなんかよりも沢山いて、その人達がが嘆き悲しみ
これまでにないほどに怒って情けなく感じていることも。

どんな時も素直に言葉を吐く忠義さんだから
いつかモンスター達が狩られて楽になったから
「また大阪くるのも楽しみに頑張る」
と言ってくれるのを祈ってる。

みんなが笑ってキラキラできますように!!

やっぱり「関ジャニ∞のエースは錦戸亮」である揺るぎない事実

亮ちゃん、お誕生日おめでとう!!

「おめでとう、ボク」映像、最高でした。
「33歳もいろんなことがありましたけど」と
一言添えるところが大好きよ。

大河ドラマで「国民の弟」と言わしめるほどの
「兄サ」を慕う愛らしい信吾から
時代の流れを自分なりに生き抜こうとしていく男を
表情豊かに堂々と演じる姿が誇らしいです。

パッチでもおなじみ「エース」という名が
何年経っても揺るぎないけれど
それに今年は「関ジャニ∞を歌で引っ張る」という意識が
誰よりも生まれて頼もしいです。

最初はそれが重荷になるんじゃないかと心配だったけれど
その思いはもちろん一人ではなく
メンバー全員の意識はこれまで以上に高くなり
歌はまるでゴスペルのようにソウルを込め
お互いの体と心をガシガシ通い合わせていて熱い。

それは亮ちゃんがエイトを引っ張ろうとする姿勢の賜物で
リーダーとかメインボーカルとかいう言葉で片付られるものでもなく
単に亮ちゃんがエイトを守りたという愛情が
かたどられているのだと思っています。

「All you need is laugh」を作っている過程では
みんなが亮ちゃんに全幅の信頼を置いており
亮ちゃんもその信頼を力に変えて
サクサクと曲を誕生させてくれたけれど
この映像は亮ちゃんの魅力が全て出ていたよね。

頭の回転の速さ、センス、NGKへの偏愛、
こだわりの強さと切り替えの早さ、
仕事への責任感、メンバーへの信頼、
何事も楽しみ苦しみ乗り越える力、
そして出来た曲がオシャレで愛があって
結果、大好きな曲に成らしめる才能がお見事です。

そりゃね、色々あるよ。
プライベートでも正直でやんちゃで目一杯だろうよ。
でもね、十祭で言った言葉はずっと信じているし
だから今、亮ちゃんが行うことは
亮ちゃんの良心で判断していることだと思っているし
それが全て正しいことではなくても
亮ちゃん自身が大人の男として責任持ってやっていることだと
決して暖かくではないけれど、冷静に見守っているよ。

それはもちろんエイト全員に対して思っていることで
時にはがっかりさせられることもあるけれど
きっとファンの行動とお互い様だろうし
それ以上に幸せな気持ちをもらっていることも忘れず
これからもずっとずっと付いていきます。

亮ちゃんが今回のライブで
両手を広げて「これでやっていきます」と
言ってくれた姿がいまでも目に焼き付いています。
マルに横暴だったり、ヤスに甘えたり
ヨコに委ねたり、しんちゃんを敬ったり
忠義さんに癒されたり…大好きなメンバーと過ごしながら
これからもエイトの中で自由に羽ばたいてほしい。
それが錦戸亮がエースでいられる原動力だろうから。

「亮ちゃん作詞作曲のエイトのアルバムを聞きいてみたい」
というのは実は私の密かな夢だったんだけど
それに加えて「錦戸亮主演の大河ドラマがみたい」
という新たな野望も生まれました。

まずは来年の月9主演を楽しみながら
いつか大河主演する錦戸亮を噛み締められる
自分の老後を楽しみに私も頑張って生きていきます。

亮ちゃんがこれからも顔をくしゃくしゃにして笑い
片眉あげておしゃべりして大口を開けて焼きそば食べて
大仕事をこなしながら歌ってギター弾いて
亮ちゃんらしく人生を謳歌できますように。

もしもイフオアでまた会えたら…

村上信五の一人舞台「If or…X」のDVDがやってきた。
ゆっくりできるまでの楽しみとして机に置いていたが
何をしても気になり、開けたりひっくり返したりして
まるで熟成・醸造しているかのように大切に寝かせ
ようやく先日再生した。

www.j-storm.co.jp


これを見れば「If or…」が本当に終わってしまうのだとも思っていたので
すぐにあけることができなかったのも本音。
本編でしんちゃんの美しい殺陣をじっくりと追いながら
振り下ろした切っ先に描かれた「X」を見るたびぞくぞくしたが
小気味よく編集された映像に、最初から映像化される予定だったことを思うと
また寂しくなった。

前から友人とは「イフオア、8年目で終わりかもしれない説」を唱え
いざくるその時にショックを受けないよう備えてはきた。
最近ではライブスケジュールが変わってしまったが
1月のツアー後の2月にイフオアを開演させるため
毎年殺人的な業務量をこなしていたであろうしんちゃんを思うと
区切りをつけることに反対の気持ちは全くなかったが
ずっと「見たい、でも心配」の繰り返しだった。

だから今回のことは納得がいったし
感謝と労いの気持ちしか浮かばなかった…はずなのに
こうして手元に作品がやってきて昔からの映像をみると
もう寂しくて寂しくて色んな思いが込みあがってきた。

エイトネタ満載だった初期、
聞いているこちらの方が緊張するほどのピアノ演奏後に
詫びたしんちゃんの挨拶が忘れられない。
このブログにも書いたことがあったが
わざわざ東京から来てくれたタッキーが壇上に上がり
みんなの目線がそちらへ走ると自虐しながらも
それはそれは嬉しそうで、その顔をみてまた嬉しかった。

段々といろんな技術が加わる中
6作目は脚本といい、表現といい、秀逸だったと思う。
笑わせる為の女装ではない、家族への愛情もつまった母を演じ
全てが最後に披露する歌につながると
小林幸子様を模した壮大な舞台装置は私たちを泣き笑いへと誘った。

物語を作る「生みの苦しみ」も存分に味わう中で
自分のやりたいことをやりきったであろうしんちゃんだが
私たちにとっても「見たい村上信五」を存分に堪能させてくれた。
一般に求められていると思っている笑いが多めではあったが
合間でクールに歌い踊るしんちゃんは最高だった。

身内ネタや世相にはしんちゃんらしい直球な突っ込みが入り
ここだから一緒に笑える、という場面も多くて楽しかった。
しんちゃんが同じ時代に同じ話題を見て
何かを感じていることを実感できたし
下世話な話題もしんちゃんらしいポジティブシンキングで
世間にはサラッと見せるところも格好良かった。

今のように冠番組がなく
エイトを見られる機会が少なかったあの頃に
自分がやりたいことをやって見せ続けてくれたことは
私たちにとってはありがたくて、本当に楽しかった。
それが続けられない程に忙しくなったことも嬉しいけれど
自分の表現をもがいてひねり出して見せてくれた時間は
今となれば今の自由にできない冠番組なんかよりずっと
意味のあるいい時間だったのかもしれない…

ヤダ。そう思うと、また寂しい。
また一つ幸せが減ってしまった気がする。
でもしんちゃんは、グローブ座の舞台で座席を背にして
胡坐をかきながらこの10年を振り返り
「また帰ってくる」と言ってくれたからきっと帰ってくる。
しんちゃんってそうゆう人だから。

すぐじゃないけどな、って念押しがリアルで
それならなんとか待てそうだ。

5,500円にこだわり続け、DVDまで同価格にし
「ほしい人だけ、どうぞ」と言わんばかりの予約限定販売。
知っている人だけが楽しめるこの狭さがいいじゃないの。
できれば大好きな6作目のフル映像が欲しかったけれど
しんちゃんの心意気に抗うようだから、もうワガママ言わないわ。

だから、これからイフオアでインプットしたことをアウトプットして
また新しい経験をインプットしたイフオアをいつか見せてね。

だって、私はまだまだプロデュース業じゃなくて
エイト本人が表現する姿が見たいの。

このワガママはどうか許して…

マル、ちょっと粗目な弁護士になる

ヤスの舞台や凱旋公演の申込み&抽選結果があり
なかなかに心ざわつく10月まっただ中ですが
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

ヤスの舞台はかなりの激戦で
それだけヤスの舞台へのみんなの気持ちが
熱かったということだと思いますが
いつもながら変なやからに不当に回ることなく
純粋にヤスを応援したい人のところに
チケットが舞い降りていますようにと
全滅だった私もお祈りしております。えへへ。

凱旋公演は友人のおかげで行けそうなので
また感想など書かせて頂きますね。


さて、いつもながらにズレた時期の内容で申し訳ありませんが
マルが松嶋菜々子様と共演した『誘拐法廷』の感想です。

www.tv-asahi.co.jp


マルの薄らヒゲの理由はこの役作りの為だったとわかってからは
楽しみにし過ぎて相当ハードルを上げ過ぎたのか
つじつま合わずに納得いかないことも多々あって
ちょっぴり不満もありますが
マルのちょっとスカした粗目な弁護士っぷりが
概ね良好だったので満足はしております。

何しろサスペンスにありがちな
車を走って追っかける女優の姿を見ると
いやいや、それならまず車番控えなよ、とも思うし
証拠隠滅の為に放たれた炎による火責めや
わざわざ濡れる場所に移動して問い詰めた水責めなど
美しく悶える松嶋菜々子様を見せたいがための
内容に付随しない場面が大量で少し残念でした。

大体お母様である風吹ジュンさんお一人が犯人で
あれほどの犯罪が行えるものでしょうか。
証拠である凶器を見つけたのに警察に届けず
犯人が分かっているのにわざわざ釈放させてまた火責めにし
事件の重要事項である娘の薬漬けもわざわざ公開して
「娘も悪いよな」と思わせる真相にたどり着かせたことに
イマイチ説得力がない気がします。

しかも、松嶋菜々子様が走って追っかけるのを振り払った
あの見事なハンドルさばきも風吹ジュンさんだということになりますが
私としては今もなお、ちょっとだけ登場した河合我聞氏が共犯で
いや、共犯ではなくても、せめてあのハンドルさばきだけでも
何かしら知らないうちに河合我聞氏がやらされたのだと思っていますし
そうでなくては河合我聞氏の出演が勿体ないとすら思っています。

納得がいかないといえばマルが最もかっこよく登場した法廷の場面。
最後の法廷で証拠不十分となり八方ふさがりになった松嶋菜々子様の
準備不足にも疑問が隠せませんでしたが
そこに「あれ~?困ってます~?」といってふらっと現れ
自らが体を張って手に入れた音声で法廷をひっくり返しましたが
あれ、証拠品として通用するのでしょうか。

ましてや権力で自分と息子に関する汚点を消し去ってきた伊武雅刀様が
丸腰でやってきたマルを生かして帰ったことも最大の疑問です。
そうじゃなきゃドラマにならないのはわかってはいますが
息子の痕跡消すために自らが丁寧な仕事を行ったという細かい人間性
犯行のポイントでもあったはずだし、証拠があった松嶋菜々子様の家は
丸焼きにしようとしたというのに
なぜマルを放っておけたのか、全くつじつまが合いません。

それほどにマルが粗目で、悪い部分を演じ切れたということだとしたら
もう全てはずる賢く見えるがじつは正義感が強く
心優しい弁護士なのだという人柄を演じきったマルがすごかったのだと
身内可愛さに思うことにした方がいいでしょうか。
だってそれほどにマルの登場は格好良かったし、ええ役でしたものね。

1度は犯人ではないかと疑われた見え方も
ピンチの松嶋菜々子様の姿をみて事実を知るや否や
全幅の信頼がおける味方に転じたことも
なのにやっぱり裏切っていたのではないかと思わせておいて
自白を録音するような危険な橋を渡っていたなんて、渋すぎます。

肩にカバンを担ぐしぐさも粗目、
人と話すときの適当さも粗目、
そして彼の弁護士としての実力の底知れずさも粗目で
怪しい魅力を持ったマルの役柄に大いに萌えました。

最終的にはフラフラするのをやめて
松嶋菜々子様の事務所に入ることになったようで
それなら今後の続きが期待できそうです…が、
その為にはもう少し事件や人間性の説得力が欲しいし
火責めや水責めの時間を削ってサスペンスに重要な
伏線張って回収する時間に回すなど改良して頂きたいです。

このドラマを見ていた普段でも一切のお世辞を言わない友人が
「最初丸山君って気付かなかった~。演技上手やね」と言ってくれました。
辛口な彼女が言うのだから本当の評価だろうと思うと嬉しかったです。
せっかく生まれた粗目弁護士役なので
マルの髭伸び始めたらまたみられるドラマなのだと信じて
今後もマルの人中(鼻下部)を見守っていきたいです。

ブレない番組構成のためにも再現ドラマ専属俳優の使用を希望します

先日はまたもや大型台風が日本列島を襲いましたが
みなさんご無事でお過ごしでしょうか?
今回は関東でも大きく影響を受けたようで
ここのところの自然の不安定さが本当に恐ろしいです。

私はおかげさまで自宅も何事もなく
電車が動かないので会社に行けないという
何気にラッキーな出来事もなく
ありがたいことに本日も無事に出勤してきました。

出勤途中に詳細を知りましたが
来週エイトの特番があるんですね。

headlines.yahoo.co.jp


9日深夜、TBSで放送の
「これが世界を変えた!関ジャニQ展開!」ですって。

昨夜から「はやドキ」ツイにエイトの名前が出るも
他局でお知らせがなさそうだったから
TBS系の何かなんだな~とは思っていたけれど
まさか深夜で特番とは思いませんでした。
しかもここへきてまさかの地域限定みたいだし。

ペコジャニがふわ~っと終わって間もないこの時期に
エイトの番組を作成してくださるのはうれしいけれど
これはあれかな、また深夜でやってみて
よかったらレギュラー化しちゃう系なのかしら。
それなら今度こそ方向転換しすぎて迷走しないよう
しっかりと地固めした番組作りを進めて頂きたいな。

内容はまたもやしんちゃんが司会で
再現ドラマの内容をクイズにする形態らしいが
テレ東の再現ドラマ専属俳優であるしんちゃんこそが
登場しなくてよかったのだろうか。
しんちゃんの司会が頼りなのはわかるが
再現ドラマがすごく楽しそうだし、ここはひとつ
新しいトライには新しいトライが必要だと思うぞ。

だって内容は全然わからないけれど
それぞれが担当した役が文字だけで興味をそそられる。
ヨコは「凶暴なブラジル人サポーター」。
熱血ブラジル人を色白のヨコが演じるとどうなるのか、
むしろロシア人でなくてよかったのか気になって仕方がない。
マルは「お調子者の不良高校生」だそうで
まぁ「お調子者」はそのままでいいとしても
いくら彼が無邪気とはいえ高校生役していいのだろうか。

ヤスの「八代将軍徳川吉宗」は急に歴史上の人物出てきて
しかも全くヤスのイメージがない上の配役が恐ろしいし
亮ちゃんの「さわやかな謎の青年」というのも
彼にわざわざさわやかな青年をやらせる意図がどうも怪しい。

そして急に実生活でも貴族な忠義さんが
ジャパネットたかた前社長高田明氏」て
実在する具体的な人物演じるのもどうゆうことなのよ。
ドラマの設定が全く予想できなくて楽しみすぎる…

…が、やはり再現ドラマ専属俳優を使わなくて
TBS様は後から後悔しないだろうか。
ちょっと古い洋装のホストとか太ったお姫様とか
情に厚い母親とか演じさせたらピカイチなのに。
短時間で衝撃与える系のドラマだろうからこそ
一人舞台で培った表現力と
何より自然に醸し出されるユーモアをもった村上信五
使った方よかっただろうに。もったいないな。

今のところ番組表にも出てこないから西では
少なくても同じ日時では放送がなさそうだけれど
ペコジャニ終了後にTBS様がエイトの使用について
良くも悪くも模索してくださっているのだとしたら
それはプラスに受け取って期待して待っていたい。

楽しい番組になりますようにー。

愛に走り親友を裏切る役が美しい

先日ヨコの「絶対零度」の感想を書いたが
忠義さんの「モンテクリスト伯」の感想を
一文も書いていないことを思い出したので
えらくズレているが気にせず書こうと思う。

じつはオンタイムで見ていなかったこともあり
Twitterでもつぶやきにくいし
何回分かまとめてみているうちに終わっていた。

そういえばこのドラマがギャラクシー賞を頂いたそうだ。

www.oricon.co.jp
確かに、有名なお話であるにも関わらず
現代の日本に置き換えて連ドラにすることは
大変リスクがあったと思うが
人間の欲望と自分勝手と許しと愛が入りまじり
とても面白かったと思う。

うちの忠義さんは長年キラキラ王子役が多く
いつか人間の欲望丸出しの悪い男や犯人役を
やってほしいと思っていたので
「好きな女を奪い取るために親友をだます」と聞いて
いや、マジで嬉しかった。

本来彼はなんでも優しく受け入れるヒーローではなく
理屈っぽく敏いが割と女々しい男なのだ。(多分)
だからぜひあのマスクでもって
嫉妬と欲望を丸出しにして我を振り返らずに
自分勝手に生きる男を演じて見せてほしかった。

大きなドラマではないが、過去には忠義さんも
「親友を裏切る役」をこなしたことがある。
私の記憶で一番古いのはヨコが主役の「蹴鞠師」で
ヨコの親友だったにもかかわらず実は長年の恨みがあり
大切な試合でけがをしていたはずの忠義さんがよみがえり
ババーンとヨコの前に現れるのだ。

驚きショックを受けたヨコに問いただされて
「ふざけんな!」と吐き捨てた。
人間、意地の悪さは誰にでもある感情だが
忠義さんのそれは美しく鋭く、そして悲しみも加わり
この子にはこうゆう役をどんどんやっていってほしいと
激しく思った覚えがある。

モンクリは小さな漁村で俳優を夢見る様子から始まったが
実際の忠義さんの洗練された美しさは隠せず
取ってつけたかのように「B」とプリントされた洋服が
醸し出すはずの田舎っぽさが中途半端となった気がするが
忠義さんですら着こなせない洋服がある事実は新鮮だった。

それが何がどうなったか俳優として成功し
幸せをすべて手に入れた典型的な男となっていたが
同じように金の力で洗練された幼馴染が目の前に立っても
全く気が付かないとは、そうじゃなきゃ話が進まないにしても
金の力と幸せボケとはなんと恐ろしいものなのだろう。

ましてや親友を陥れたどころか
海外でお世話になっていた家族を事件に巻き込み
自分だけ逃げ帰ってきたとは最低な男にも程がある。
だがつい彼も悪気があるわけではないのだと
庇いたくなるのは、全が計算からではなく
人生の分岐点で自分のことしか考えなかった弱い男を
忠義さんがしっかりと見せていたからなのだ。

そんな男を女が許すはずがないのに
いったんは許されたと思うのも浅はかで
その後自殺を図るも助けられたことも情けなく
なのにすべてを失って生きることに意味が見だせないのか
すっかり開き直ってしまうのも人間臭くていい。

自分が危険に冒されている時に同じように呼び出された
元妻を遠ざけようとして声を荒げた時は
こんな時にまた愛を思い出してしまうなんてと可愛らしくも思えた。

最後、ディーン様ことダンちゃんが
自ら火の海に飲まれそうになると
ユキオが思わず助けに行ったが
あれは親友としての本能だったのだろうと
どこか救われたような気持ちになっていると
顔に包帯まいたユキオが取り調べを受けていて
結局美しい顔をも失ったという結末なのかと
彼の生き様にやたらと納得した。

こんな情けなくも人間味のある男を
演じきった忠義さんは新しい扉を間違いなく開いた。
アイドルの王子枠を突き破っていい仕事を見せてくれた。
その後のユキオはどこかで顔をきれいに直し
愛に執着してドロドロと生きている気すらする。

どうかまた忠義さんに
彼の真髄に触れるほどの男役がきますように。
そして新しい扉がどんどん開き
より彼の美しさが増していきますように。

アクションの時にでる「シュー」音の謎

ちょっとオウチゴトでバタバタしている間に
エイトの記念日や台湾公演や大切な日々が過ぎていた。

とはいえ当初から台湾公演に行く余裕もなかったが
何気に全てのグッズが日本での公演のそれらより
数段可愛いような気がしたのは老眼のせいだろうか。
それとも台湾に行けない寂しさが見せた幻影だろうか。
だが、とにかく初の海外公演が無事に成功して嬉しい。
これからみんな元気に帰ってきますように!

私の9月といえばヨコが出演した月9ドラマ
絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」が終わったことだ。
そもそも大好きなシリーズだったのでとても楽しみにしていたが
絶対零度の絶対的主役の上戸彩さんが特別出演的扱いとなり
主役が沢村一樹さんに変わられるという事だったので
多少の不安があった。

いや、沢村一樹さんに一切の不安はないが
人気シリーズの大幅な方向転換は得てして不安なもので
そこにヨコがいることが我が子可愛さに不安だったのだ。
だが全くの無駄な不安だった。
内容も深みがあり、意外な犯人が続き、裏に本編があり
最後に見せた正義には納得できた。

中でも沢村一樹さんの渾身の演技は素晴らしかった。
普段は悲しみを隠すコミカルさが不気味だが
犯人を前にした時の無表情な制圧は凄みがあり
その分精神の極限で仲間の声が聞こえたと絞り出した声は
やっと心に触れられたようで痺れた。

何より、なんだあの50代男性の色気は。
スタイルもルックスも良いことは当然だが
歳を重ねることは憂いではなく
重ねるからこそでる美しさの余裕と存在感が
全て色気となって溢れ出ていた。

ご一緒させていただいたヨコも
月9までの道のりは長かった。
だが待っていた甲斐があったとも思える。
イケメン枠で選ばれてティキソウソウとなるより
得意とするアクションも見せるクールな役を頂き
目標となる50代の主役も目の前にいらっしゃって
いや、ほんま、いい月9経験だったろうと思う。

ヨコが演じた山内くんは
正義感が強くてシャイなところが
何気にヨコそのもので照れた。
もしかしたら一般の方には普段のイメージと違って
シャイの表現に違和感があったかもしれないが
ファンにとっては普段の横山裕だった。
実は「潜入捜査」というタイトルから
毎回コスプレして楽しませてくれることに期待したが
すぐにそれよりもアクションの方が楽しみになり
忘れた頃に潜入してみせてくれるのが棚ぼたとなった。

そう、何度もここでも言っているが
昔から私はヨコのアクションが大好物。
体幹がしっかりしていて動きが大きく美しいのは
空手の基本ができているからだと思うが
最近ではそこにボクシングが加わり
強さの説得力が増した。

後半は私の尊敬する岡田師範や
大好きなコナンのciccaco的イケメンキャラNo. 1の
赤井さんが得意とするジークンドーのように
相手を攻めて締めるような仕草があったのが
いやもう嬉しくて嬉しくて。よくは知らないけど。

しかも、たまらなく好きなのが
自分の動きに合わせて
「シュー」という息を思わず発するようなのだが
この音が私にはグッとくる。
アクションの迫力を増すための効果音でもなく
格好つけるための合いの手でもない、
間違いなく必死に戦う中で思わず出てしまうヨコの息で
タイミングや動きを合わせるのに必須なのだとは思うが
もうこれはヨコの魂の一部だろうと思っている。

しかも強いだけではなかった。
最終章前には不意をついてやられてしまい
白い肌が血まみれになるという場面もあり
見たい横山裕が満載だった。
危険な目にはあって欲しくはないが
白と赤のコントラストはただ美しく
その美は惜しみなく見せてこそ
ヨコの存在感が増すってもんだろう。

できればずっとこだわっていた上戸彩様こと
昔の上司の事件への関わりをもっと深くして
もっと精神的な部分も食い込んで欲しかったが
まぁ、そこは次回の楽しみに置いておこう。

「月9で得意のアクションを見せる俳優となる」。
こんな日が来るとは思わなかったが
こうして奇跡を見せてくれる喜びがあるからやめられない。
台湾から帰ってきたら
また新しい奇跡、沢山見せてね。