∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

初日とは全く別物な「GR8EST」大阪追加公演感想をざっくりと

先日の大阪追加公演(11月18日(日))に行き
私の今年の大きな行事が全て終了した。
後は大みそかにのんびり紅白見るのみだが
色んな事がありすぎた今年は
のんびり見るだけで終われるかどうか自信がない。

私は初日の北海道にも行かせて頂いたが
その時と今回の追加公演は全く別物だった。
いや、タイトルもほぼセトリも同じだし
同じライブを見せてくれていたつもりだろうけれど
何もかも、全く別物だった。

初日の北海道、静まり返る客席に向かって
両手を広げ「これでやっていきます」と
色んな物を背負って宣言してくれた亮ちゃんだったが
追加公演では前日に見た映画のフレディ・マーキュリー
コール&レスポンスを真似て、とてもご機嫌。
何か言わなくては始まらなかったあの時とは違い
むしろ何も言わない掛け声だけで十分楽しさが伝わった。

バクステまでステージが移動した先で
「元気印~」を絞り出して私たちを救った初日とは違い
ヤスが「ライブは生なので下ネタ言っても切られないし
どんどん言っていく~」なんて前向きな発言に刺激されたか
元気印~を言うまでにいろいろ足してマルも絶好調。

とにかくギャグが長いので「お前待ちだ」と言われ
やっと満面の笑みで「元気印~」を出すも
曲始まりでチラリとヤスの顔を覗き込み
フッと大人の笑みを投げかけたマルを見かけたが
あのスイッチオフされた素の表情がたまらんかったよ。

こうして初日では楽しめなかった余裕が
こちらにも出てきていつものエイトらしさも蘇る。
明らかだったのは舞台上を歩くのも必死で
痛々しかったヤスが腰をくねらせて演奏している。
着替えに時間がかかるからMCではみんなに見送られ
先に引っ込んでいたのに、今回は最後まで時間を共にした。

そのせいなのか、自然とMCの中心はヤスとなった。
土日に関テレの番組で生放送をこなしてきたヨコを労いつつ
出演していた競馬番組ではみんなも予想を外したという話から
ヤスは有馬記念を連続で当てているが
なぜそんなに当たるのかという話題になった。

ヤスは「馬の顔を見たらわかる」と大マジ。
馬体の流線型も見ているらしいが
動物は大体流線型だと突っ込まれたり
そもそも馬の顔もパドックではなく新聞で見ているらしいが
当然のように「見たらわかるねん」と言い切るヤスの
溢れ出る野生動物感が愛おしく誰もが微笑ましく眺めていた。

だって実際に有馬記念を連続で当てているという実績は
揺るぎない。彼には当然のようにわかるのだ。
ならばとエイトが一斉に走ったら誰が早いか聞いたら
顔的にはヨコと忠義さんだそうだが、どうやら鼻部分が
シュッとしていて新幹線ののぞみのような顔だからだそう。
何だろう、一気にヤスの判定が胡散臭く思えてきた。

ヤスは馬肉もよく食べるそうで
しんちゃんや忠義さんも誘われて行ったとのこと。
消化が遅いヤスにとってはいい食材だそうで
消化の早いしんちゃんとダイビングなど行くと
朝起きてお腹ペッコペコなしんちゃんとは違って
ヤスはまだお腹がぽっこりしているらしい。

ここまで聞いていてヤスは馬肉食べているから
馬の気持ちがわかるんかなと思ったり
消化が遅いってことは草食系なのかと思ったり
ということはやっぱり馬なのかもと思ったりしたけど
ヨコに「ヒヒーンってつけて喋って」と言われて
真面目に取り組もうとするもうまく言えなくて
「マントヒヒーンって言えたらいいのに」と
悔しそうなのがまた可愛らしくて誰もが微笑ましく眺めていた。

あーやっぱりみんな揃ってのMCっていい。
ヤスに突っ込まれてひるむマルとか
とにかくみんなにいじられるヨコとか
亮ちゃんのドラマに何とか出たいしんちゃんとか
マルの一発芸に戸惑い隠せない亮ちゃんとか
そんなマルの一発芸をニヤニヤ見ている忠義さんとか
ただ楽しそうなエイトが一列で見られるということが
ありがたい。

最後に7人で歌った「LIFE」も軽々と超えていた。
あの時、明るい表情でドラムを叩きながら
歌詞に合わせて手を伸ばして気持ちを伝えた忠義さんは
同じように伸ばした先にはいまはいないメンバーではなく
もっともっと先の約束ヘと気持ちがこもっていたし
いつものソロの後のビヨンと伸び上がる姿は
美しすぎてもう昇り竜のようも見えた。
少し痩せているようで心配だけど、尖った美しさだった。

今回のライブではこれまで歌っていたロマネが
「ここに」になっていたのは大きな意味があるように思う。
最初、ロマネを聞いて涙が止まらなかったけれど
聞くたびに大好きになる「ここに」は力強くて楽しくて
もう泣かなくていいんだとも思わせてくれた。

そう。もう泣かなくていいんだよね。
時間の関係もあったろうけれど
これまで重くなりがちだったメンバーの挨拶もなく
最後にヨコが「今年は色々あったけれど」と言った時に
そうだ、そうだよ、でももうやっていける確信を持って
やって行くんだね、とストンと受け止められた。

どうなるんだろうと不安だった初日の北海道の気配はなく
力強くここにいるって踏ん張っているエイトが大阪にいて
とても楽しい時間を共有できた。
しんちゃんが「ここにいないみんなにも大きな拍手を!」
と叫んだ時には何だか泣きそうにもなった。
今日までのみんなの気持ちが集まっているようだった。

この日、ライブDVD発売のお知らせもあり
その特典として北海道公演のダイジェストが付くと聞いて
ああーーー同じ気持ちだったーーーと嬉しかった。
あの日の緊張と不安は残して欲しかったから
それこそ、あの時いなかった人たちにも共有して欲しかったし
何より6人でステージに立つ勇気を振り絞った
エイトの様子が見たかったから本当に本当に嬉しい。

www.infinity-r.jp


楽しかった「GR8EST」。
「応答セヨ」を歌いたかった亮ちゃんの思いも会報で知れた。
アプリで持ち歩けるのは事務所の時代に乗ったお仕事として
とてもいいことだとは思うけれど
それより今は少しでも早くエイトの新しいアルバムが聞きたい。

もうすぐ2018年が終わる。
もがいて這いつくばって進んできた1年が
きっとこの先大きな力になってくれる。

もう私達も次のエイトの新しい姿を楽しみにしてます。