∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

オープニングと大トリを務めるって現実があるのね

FNS音楽特別番組「春は必ず来る」。
ライブや舞台が中止になり
リスク回避で家にいるしかない人が多い中
みんなを音楽の力で励まそうと言う
趣旨に賛同したアーティストが集結し
1週間程度しか時間がない中で
それぞれの今できるパフォーマンスを
生放送で見せてくださった素晴らしい番組。

この素晴らしい番組のオープニングと
まさかの大トリを飾ったエイトの成長に
昨日は改めて驚かされた夜でした。

考えてもみてよ、
メインボーカル2人が去ったグループよ?
ありえへん世界でも言ってたけど
自分の歌うパートが変わって
あたふたしている5人組よ?

でもそのことを後輩(中島裕翔くん)が
ゲストに来てくれた自分たちの番組で
元気よくワーワーと楽しげに言って
俺ら大変やねん、でも頑張ってるねん的に
明るく言って周りを笑わせる人たちですから
今のこんな時には最も必要なのよね、そうよそうよ。

オープニングはスカパラさんとさかなクンとで
スカパラさんの代表曲を披露。
緊張してリキむ様子も一切なく、
細かいベースの演奏に集中するパーミーなマルに
腕の本数が増えたんちゃうかと思うくらい巧みなのに
ただただドラム演奏が楽しそうな忠義さんの
気負わない男前度が眩しかったわね。

しんちゃんの前髪はまだ長いままだったけど
少しサイドを揃えて整えていた気がしたな。
永島アナが「エイターテインメント」と言ったのに乗っかり
すかさず「ジャニーズエンターテインメントから来ました
関ジャニ∞です」と自己紹介したトーク力もさすがで
如何せん重く押し付けがましくなりがちな番組趣旨を
一言で明るく軽い雰囲気にさせてくれました。天才よ。

そしてドラマが終わって髪切ったヨコね。
よくある右側からカメラがスライドしていき
ヨコに向かって流れる瞬間に
ある時はチラ見もせずに横顔をなめさせ、
ある時は手渡しでお寿司を渡すような変わった形で
盛り上がる気持ちを手で表現して見せ、
そしてある時は親愛と感謝を照れながらの目線を
グイッと送り込むなどの数々のパターンをお持ちですが
今回の「友よ」ではカメラの向こう側を覗き込んで
こちらとの距離を一気に縮めて大丈夫か?って
優しく語りかけてくるパターでしたね。ああ罪深い。

5人になったことをメインとして
歌の順番で番組構成されるような同情ではなく
バンドも歌唱もできる音楽性を信用されて
両方を表現できる時間をいただき、
オープニングと大トリを任せてくださったことに
本当に本当に感謝しています。

せっかくなら過去映像の時間より
今のアーティストの今の歌を
フルで聴く時間が欲しかったのも正直なところだけれど
「春は絶対に来る」って一緒に願って
愛するエイトから元気がもらえた時間が
本当に本当に嬉しかったです。
おかげで、免疫力がググンと上がりました。

「友よ」歌唱前に思いを問われたヤスには
生まれながらの純粋さと根っからの芸術肌さから
ファンですらあれ?何が言いたかったのだろう?と
迷路に迷い込むことがあるものですから
表現が伝わるだろうかとハラハラしましたが
優しさとジョンレノン度がしっかりと伝わって
ホッと一安心もしました。

そう、コメントといえば、関西では流れなかったけれど
TwitterのTLでガンガン流れてきたマルのやつ。
番組終わりに数秒残ったからと振られ
番組出演者と全スタッフの期待と不安を感じながらも
猪木さんの真似をしながら
「元気があってもやれることとやれないことがある」
と言ったマルを、みんなで褒めたたえましょう。

あの瞬間、面白味と世間の微妙な気持ちを
生放送で言った瞬発力とお笑い力は決して偶然ではなく、
この子がこれまでに努力してきた汗と涙と笑い、
そしてファンが暖かく長く見守ってきた愛の結晶なのです。
それがこの番組でお見せできて光栄です。

オープニングと大トリを務め上げた奇跡、
堪能させて頂きました。
スカパラの谷中さんがエイトのことを
「なかよし」だと言ってくださったのも嬉しかったな。
Twitterでも言ってくださってました。



ああ。本当に楽しかった。
音楽ってやっぱりいいね。
関ジャニ∞、やっぱりいい。