∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

主役が一番普通なクドカンドラマの魅力

シングルの話したいのは山々なのですが
その前にどうしても語りたい
亮ちゃんの「ごめんね青春!」の感想です。
いつもごめんね、マイペースで。

あまちゃんを見ていなかったので
久々のクドカンですが。
池袋ウエストゲートパークから大好きで
じつはそこから「大人計画」という
クドカンも所属する劇団の舞台を見に行き
あまりのぶっ飛びに引いた思い出があります。

息をつかせぬストーリー。
濃い役者達が演じる濃い役柄。
それを支える、一瞬無駄だと思われる
コマ(場面)の必要性。
セリフの応酬での中で見える感情の流れ。
フリークなら気づくちょっとした笑いのポイント。
魅力をあげるときりがないですね。

やりすぎると重くて訳が分からなくなるし
それが苦手な方もいらっしゃるでしょうけど
笑いながら見ているうちに、気が付くと
ちゃんとしたストーリーが頭に入っていて
ちょっとした伏線に気付いて繋がると
手ごたえ感じちゃうんですよね。

役柄のあだ名一つも面白い。
「一人クローズ」だの「どんまい先生」だの
亮ちゃんの「べーやん」ですら聞いた瞬間
クドカンフリーク達が「木更津で出てきた」と
ザワザワしはじめました。

セリフも「落雁より固い女だ!」だの
「バス停か!」だの流れの中で出ると爆笑。
早口での応酬で聞き逃しそうになるも
一言たりとも聞き逃したくない気分です。

そもそも普通のドラマでは
ヒロインになる満島さんの登場ですら
日焼け避ける帽子で顔見えず。
そして主役が一番普通で
逆にそれが面白く引き立つ素晴らしい構成。

ドラマ内でも細かいこと言い出したら
キリがないので言えませんが
生徒のアカウント成りすまして、
LINEに入り込んだどんまい先生のおかげで
ちらっと見えた海老沢(重ちゃん)の
アイコンがおいしそうなエビだったり
なんでかわからないけど黒板に
「でんでんでんぐりがえってバイバイバイ」
って日本昔話の曲の歌詞かいてたり。
きっとそれぞれの気になるポイントが
あるでしょうね。なるべくどうでもいいことを
書いてみました。

べーやんの引き出しの中が
すべて鑑識さんの証拠品のように
保管されてたのもジョーカー思い出すよね。

でもおふざけだけじゃなくって
今の日本男子の情けない状況も
語られるのよね。
「今は誰とも付き合えない」って聞いて
望みがあると勘違いする夢見る男子。
だが、女子が言うそれは自分をいつまでも
好きでいて欲しいがための中途半端な回答。

男子校で女子とあまり話さない為
社会に出ると7割が無口になる
→会話が成立せず体調崩す
→ストレスによる過食→脱毛により婚期逃す
→友は去り、仕事以外のメールは同窓会のみ
→日本の少子化は進む
すごいなクドカン。日本の将来が不安だわ。

「恥をかくなら早い方がいい。
女子と向き合え、冴えない自分と向き合え」
と生徒たちに諭すべーやんは
生徒思いの本当にいい先生。
先生っぽさを出すために無理に授業風景を
入れ込むよりずっと人柄がわかる。
パパ役といい、先生役といい
亮ちゃんの男としての優しさに
いつも説得力があるのよね。
それは「格好つけずに演じること」に
気を付けている亮ちゃんだからこその
説得力な気が勝手にしてます。

その上で花火を楽しみに何回も着替えて
家の廊下をスキップして通り過ぎる
可愛い姿に萌え、
失恋で傷つき、裏切りに震えが止まらず、
自転車の鍵が刺さらない
リアルな姿に泣けて、ファン心も満たされた。

人気なのに視聴率が上がらないと
クドカン本人もラジオでぼやいていたらしいが
昔から自分が好きなら視聴率は気にしないし
今でこそエイトがメインでTVに出るから
話題になるとしても、
これまででも彼らの番組が
そんなに良かった試しなし。

クドカンよ、思う存分役者を使って
エイター心も満足させる素晴らしいドラマを
仕上げてください。楽しみにしてます。


エイト愛が自分勝手でごめんなさい。
拍手コメントもいつも嬉しく拝見してます‼

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