∞の庵

5人しかいないけれど、5人がいる

青く輝く羅針盤

ヤス、お誕生日おめでとう。今は舞台に向けて稽古に励んでいるころでしょうか。11月から47が始まることにもなって、しかも、フェスまで情報公開されて、これまで以上に忙しい日々も続くだろうし、正直言ってとても心配しています。

 

ヤスは笑って「大丈夫」って言うんでしょうね。いろんなことがあったからだけではなく、自然に、普通に「大丈夫やで」って言って、きっとやって見せるのでしょう。だけど、実際にヤスを蝕んだ病気を知っているから、ファンはとても心配になるのです。まさに満身創痍でライブをやり通した姿がいまだに焼き付いているのです。

 

ヤスはそんな病気ですら「なって良かった」と言います。知らなかったこと、経験できなかったことを知ることができたから。たくさんの大切なことに気付くこともできたと、だから病気を受け入れて、生きていくってメッセージを私たちも受け取りました。大好きな出来なくなったこともあるけれど、それも受け入れるって。

 

本当は辛かったってことも後から知って、正直言って少しホッとしたこともあります。強いとか優しいなんて言葉では整理できないヤスの言動は、辛くてもしんどくてもそれを自分の知らないうちに、握りつぶすほどに強すぎるんじゃないかと思うこともあったから。正直に言ってくれて、とても安心しました。

 

だから余計に、ライブや映像でヤスを支える仲間がいて、ヤスもそれに甘え、ヤスの病気のこと隠さず話すことができる、そんな雰囲気がより関ジャニ∞を愛しく思う機会にもなりました。なのに、そんな時に一度ならず二度までも、仲間が去っていく事実が辛くて悔しいけれど、ヤスはいの一番に背中を押して送り出したのかもしれないね。

 

これからは申し訳ないくらいに、ヤスに期待することが多くなると思います。特にライブではヤスの表現に頼ることがあるでしょう。最近は歌の才能がより開花して神がかっているように思えることもありますが、それは決して偶然に降ってきた幸運ではなく、ヤスが考えて、身につけて、期待に応えて、全身で吐き出している実力だとファンは知っています。

 

だからどうか無理せず、楽しんでできることたくさんやって、好きに表現して、合間に休んで、また無理せず楽しんで…できる限り、楽しく思える限り、関ジャニ∞でいて欲しいと心から思っています。でもいつか、それが無理しても無理が効かなくなったときは、もう辞めてもいい。そう思えるくらいに仲間と一緒に頑張ってくれていること、ファンは知っています。

 

ヤスがいなかったら、今のメンバーが集まって関ジャニ∞になる奇跡は無かったとテレビでも話題にでたことがあるけれど、本当にそうなのかもしれないね。履歴書に間違って書いていた亮ちゃんの電話番号を聞いていたり、腐っている時に自分たちもそうだったとハッパかけたり、忠義さんにドラム始めること勧めたり、誰にとっても自然に羅針盤のように、前に立って指し示してきたんだろうね。

 

今、2人のメンバーを失って、ヤスの羅針盤はどこを向いているのだろう。やれる事やるしかないと思っているだろうけれど、できるだけその期待は重荷にならないように、とにかく無茶な無理だけはせず、どうか笑ってお仕事できる時間が続いて、いつか気が付いたらヤスがここまで連れてきてくれたと涙を拭いて思える日まで、また懲りずについていくから、私たちの前でくるくる回る、青く輝く羅針盤でいてね。

 

どうか、ヤスのこれからが、たくさんの仲間に囲まれた、ただただ幸せな日々でありますように。そしてその中に、私たちファンの姿もありますように。